●城山・葛城山・発端丈山      温泉付 温泉

      静岡県 342m/452m/410m 2008年2月10日(日)晴天
 

<参考コースタイム>

  大仁駅→(15分)城山登山口→(30分)城山峠→(15分)山頂 →(5分)城山峠

(30分)葛城登山口(支道)→(30分)葛城山山頂→(30分)発端丈・葛城山分

→(20分)益山寺分岐)→(30分)発端丈山→(50分)内浦小学校前

 歩行時間:6時間30分
<日帰り湯>

 伊豆長岡温泉 光林
 

本日は、駿河湾を眼下に望む、城山(じょうやま)、葛城山(かつらぎ)、発端丈(ほったんじょう)山の3つの山の登山。いずれも300~400m台の超低登山だが、短時間で標高差を詰める急坂もあり、決して侮れない。

駿河湾の向こうにデンと聳える冨士山や、その左側に連なる、雪をかぶった南アルプスの主峰もくっきりと見える。


 

まだ薄暗い朝6時に家を出るときには、道路は一面雪だが、東の空は茜色に染まりつつある。

本日は、予想通りの晴。しかし、結論から先に言うと、気温が上がりすぎて、富士山はモヤと雲の中。残念ながら今回も、くっきりとした富士山の写真を撮ることができなかった。どうしても駿河湾の水蒸気で、周辺がモヤってしまうのだ。

この日は、いつものポケットサイズのカメラのほかに、珍しく一眼レフのカメラをリュックに詰め込んだのだが、ほとんど出番なし。

しかし、本日はまさに登山日和で、一日中ぽかぽか陽気。顔がホンノリ日焼けしたほど。

出発点は、大仁駅から歩いて15分ほどの城山登山口。駅を降りた登山客は、われわれのほかにもう一組の二人連れだけ。恐らく城山を登るロッククライマーだろう。

狩野川から望む城山。クライマーは中央のほぼ垂直の壁を登る

登山道で、準備をしていると、地元の人が通りかかったので、昨夜はこの辺も雪が降ったのか聞いてみると、さすがにそれはないとのこと。それでは、山も残雪の心配はない?とひと安心。念のために持ってきた簡易アイゼンは、やはりお荷物だったか?

登山口から歩き始めると、すぐに岩場を登るクライマーの姿や声がハッキリと分かる。

道はそこそこの上り坂で、30分ほど歩くと山頂への分岐点(城山峠)に着く。左は葛城山、右は城山山頂へ。山頂への坂を上り、10分ほど登るとウメバ樫の生い茂るやせ尾根に出る。城山山頂まではあと5分。

山頂からは、いま登って来た大仁の町や、昔、長島茂雄が山ごもりした伝説(古すぎ?)の大仁ホテルもみえる。その向こうには、薄っすらと雪を被った天城の山々が手に取るように分かる。

中央に聳える白い山が金時山
山頂で20分ほど休憩して、もと来た道を引き返し、葛城山に向かう。しかし山頂から15分程下ったところで、リュックの上口がぽっかり開いているのに気がついて、中を見ると、一眼レフのカメラがない。

「頂上に忘れたか!」と思って、大急ぎでまた坂道を15分かけて上り返して山頂に着くが、カメラはない。頂上を降りかけたところで、下からカメラを手にした相棒が登ってきた。途中の木の枝に、カメラがぶらぶら引っかかていたという。ひとりじゃ心配で、あとからカメラを探しながら登ってきてくれたとか。イヤ~感謝感激ニコニコ

葛城山へは、なだらかな道が続く

往復30分以上の時間と体力をロスして、ようやく葛城山への道をたどる。本日の最大の難所は、葛城山への最後の急坂。

なだらかな道を30分ほど歩くと、発端丈山と三津浜への分岐点に出るが、葛城山への道しるべが見あたらない。

以前来たときも、葛城山への分岐が分かりづらく、行ったり来たりの経験がある。今回もすっかりその道を忘れ、ちょっと前に見かけた「葛城山へ」という小さな標識のところまで引き返してしまった。(本当は三津浜への分岐をそのまま進めば良い。)

この道標が葛城山への分岐(三津浜方面)だが、分かりにくいパンチ!

道を引き返して、「葛城山へ」の小さな標識のある登山道に取り付いたのだが、いきなりの急坂。「こんなところ登った記憶はない」と思いながら、徐々に険しくなる坂道を登り進む。これは登山道というより、けもの道。いや獣すら通れない、最近切り拓いた直登コースに違いない。ヤブこぎをするようなところを過ぎ、とうとう地面に両手をついて這い登るところに出た。昨日の雪で地面が湿り、立っているとずるずると滑り落ちるような急斜面。

ブルーの目印が頼り
20数分、悪戦苦闘して、ようやく視界が開けた場所に出た。すこぶる景色が良い。ちなみにここの標高差は200m。20分で200mは、厳しい登りのはずだ。

頂上ではないが、どこか名のある場所に着いたのだろうが、地図にもガイドにも載っていない。
  左側に道があるので進んでゆくと、葛城山に続く自然観察路に出て、標識を見ると、どうやら先ほどの場所はパラグライダーの飛び出すところとか。納得。葛城山山頂はもうすぐそこ。
木道の先が葛城山山頂

  葛城山頂から駿河湾、富士山、さらに肉眼では南アルプスもはっきり

結局、葛城山への道は正規ルートではなかったが、ほぼ予定通りの時間で到着。山頂到着時刻は丁度午後1時。登山口からの所要時間はおよそ3時間。頂上には、ひと足早く、菜の花が満開。

 

正面に薄っすらと富士山
富士山手前に沼津アルプス連山がくっきりと見える


山頂でたっぷり50分ほど昼食をとり、13時50分、本日3つ目の山・発端丈山を目ざして出発。

下りは、昨日の残雪を気にしながら、15分ほどで下山、さらに発端丈山分岐まで約15分。

発端丈山の分岐

最初は緩やかだが、徐々に勾配がきつくなる

発端丈山の登り口に分岐の標識があって、右が長瀬ダムに向かう道。この分岐からいよいよ、本日最後の急坂に取り付くことになる。初めは緩やかな登りで気を抜いたいたが、さすがに頂上直下の傾斜はきつい。

登ること20分で、突然、頭上に大きなイチョウの木が見えて、山頂に着いたことを知った。




肉眼では南ア連峰が良く見える

内浦湾の景色

山頂は、ぐるっと360度展望のきく素晴しい景色。以前、この山頂で、古老とその息子、そして孫の三人の登山客に会ったことがある。地元では、この山は学校のハイキングコースとか。風のない内浦湾を、帆をかけたヨットが浮かんでいる。数艘の船が、ゆっくりと外洋に向かって岸を漕ぎ出してゆく。

老人が、年老いてもこの山に登る心境がよく分かる。ただぼんやりと、駿河湾を眺めているだけでも幸せな感じ。

下山途中に手製のベンチが・・

山頂でのんびりしてから、三津(みと)長浜への下りに取り付く。かなり急坂で、おまけに道がぬかるんでいるので、かなり危険だ。足を踏ん張らなくてはならないので、しばらくすると内股がつりそうになる。

下山予定のゴールに着いたのは約50分後。

しかし、民家から道路に出ると、そこはなんと三津シーパラダイスとは別の場所。バス停の標識を見ると、「内浦小学校前」とある。予定していた場所とは、全く違う場所。今もって、どこで道を間違えたか良く分からない。

本日は、9時30分に駅を出発し、ゴール時間は4時、所要時間は6時間30分。


 

数分して伊豆長岡駅行きのバスが来たので乗車して、市役所前で下車。歩いて数分のところにある、旅館「光林」に寄って温泉に浸かる。

当然ビールを飲み、肴に鰤の刺身などで舌鼓。次に燗酒を頼んだのだが、やはりのどが渇いたので、チェーサー代わりびんビールを1本。

その日は、遅い新年会とばかりに、三島駅で途中下車して、居酒屋でマグロ、鰤などを肴に一杯。

わが家にたどり着いたのは、夜11時過ぎ。

本日の、家を出てからの総所要時間17時間10分なり。