ある日、町に住む若い女性・美咲は、蚤の市で美しい鏡を見つけた。その鏡は、他の品よりも輝いて見え、美咲は欲望に駆られるようにして購入してしまった。

美咲は帰宅してから、その鏡を玄関に飾った。すると、夜が更けるにつれて鏡が徐々に黒ずんでいくのを見つけた。驚いた美咲が鏡を覗き込むと、そこには自分の姿ではなく、歪んだ影が映し出されていた。

それ以降、美咲の周りに不幸な出来事が続き、友人たちも次々と不慮の事故に見舞われた。美咲は次第に鏡の呪いではないかと疑い始めた。

ある晩、美咲は勇気を振り絞って鏡を見つめると、その中に自分の姿があった。しかし、その顔は怒りに歪み、手には血が滴っていた。美咲は恐怖に包まれ、鏡を叩き割ろうとしたが、その際、刃物で手を切ってしまった。

その瞬間、鏡の中の自分も同じところに傷を負ったように見えた。そして、美咲は気づいた。この鏡は自分の心を映し出すだけでなく、自分を傷つける呪いがかかっていたのだ。

美咲は悲鳴を上げながら家を飛び出し、鏡を捨てると同時にその呪いから逃れることができた。しかし、その後も鏡の呪いは忘れられず、美咲は封印されたような表情で日々を過ごすこととなった。

そうして「呪われた鏡」と呼ばれる伝説が、その町に残されたのであった。
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