ある晩、山奥にひっそり佇む古びた屋敷で、若き女性・美咲は物憂げに瞳を閉じていた。彼女はこの屋敷で長い間、孤独な日々を送っていた。夜風が不気味な音をたて、廊下をさざめいた。美咲は心細く立ち上がり、廊下を歩く音に耳を澄ませた。
すると、突然、音が止まった。美咲は足早に廊下を進んでいくと、その先に一つの扉を見つけた。怯えながらも扉を開けると、そこには見知らぬ男性の亡骸が横たわっていた。彼はどうやら何者かによって殺害されたようだった。
美咲は驚きと恐怖に震えながらも、警察に通報することを決意した。しかし、彼女が手に取った携帯電話は突然、電源を切られてしまった。屋敷の中には美咲と男性の他に誰もおらず、外部との連絡手段が断たれてしまった。
彼女は諦めかけた瞬間、男性の死体が突然動き出した。美咲は恐怖に顔を歪め、逃げだそうとしたが、足元には無数の蔦がひょっこりと蠢いていた。
「死体は動くぞ、ねえ、美咲」
男性の死体が微笑みを浮かべながら囁く声が響きわたる。美咲はもう耐えられなかった。屋敷の中で謎の声が響き渡り、死体が動き続けることに美咲は何かを感じ取っていた。
屋敷の中が異様な空気で満たされる中、美咲は絶望的な気持ちに包まれていた。突然、壁の一部が崩れ、そこから何体もの死体が現れた。異形の死体たちは美咲の周りを取り囲み、突如として彼女に襲いかかろうとした。
美咲は必死にその場から逃げ惑いながらも、死体たちは容赦なく迫り続けた。絶望の中、美咲は一つの事実に気づいた。この屋敷には何か邪悪な力が蠢いており、彼女を襲っているのだと。
最後の力を振り絞って美咲は叫び声をあげた。その叫び声は屋敷の外にまで響き渡り、やがて周囲の森が何かに包まれるような異様な光に包まれた。そして、美咲が意識を失う瞬間まで、その死体たちは彼女を取り囲み続けたのだった。
それから数日後、警察は美咲の消息を絶ったままの姿で屋敷を発見した。しかし、彼女の姿はどこにも見当たらず、屋敷の中には誰もいなかった。その後の捜査でも、美咲の行方はついにつかめないままとなる。

