突然の豪雨に見舞われ、私は立ち寄った神社で雨宿りをすることにした。境内には不気味な静寂が漂っており、神社の鳥居が不気味な光を放っているように見えた。戸惑いながらも、私は境内に入っていく。その時から、私の運命は変わり始めることを知る由もなかった。

神社の中には誰もおらず、ただ私一人が立っていた。そこには奇妙な雰囲気が漂っており、心の奥から何かが警告しているようだった。しかし、私はその感覚を無視し、不安を振り払おうとした。

神社の奥に進むと、そこには大きな祠が祀られていた。祠の前には蝋燭が灯され、薄暗い光が祭壇を照らしている。その光景に私は思わず息をのんだ。祠の中には何かがいるような気がした。

その時、祠の中から何かがこちらに向かって近づいてくる気配を感じた。恐怖に震えながら振り返ると、そこには黒装束に身を包んだ影が立っていた。その影は静かに手を差し伸べ、私の顔を撫でる。その手は冷たく、途端に私は身の危険を感じた。

「さあ、こちらにおいで。君はもう、帰ることはできないのだよ。」

影の言葉についに私の理性が崩れ落ちた。恐怖と絶望が私を襲い、神経が途切れるような感覚に襲われた。私は死を直面しているのだと悟り、神社の奥深くへと引き込まれていくのを感じた。

長くてもない、短くもない時間が流れていた。気がつくと、私は神社の外に出ていた。体が動かないまま、ただそこに立ちすくんでいた。雨は止み、静かな夜の中で私の体は震えていた。

鳥居が再び私の前に現れる。その光は昏い夜を照らし、私に見覚えのある鳥居の存在は、私の記憶を取り戻させる。

かつて、私はこの神社に足を運んだことがあった。ただの訪ねた先と思っていたが、その日以来、私の人生は一変していたのだ。そして、今、私はその真実を知ることになった。

神社の鳥居は私と現実の間の境界線だった。神社の影に隠れた存在が私を引きずり込もうとしていたのだ。神社の奥底に潜む恐るべき力が私を狙っていることを知り、私は絶望に包まれた。

そして、その境界線を越えた瞬間、私の心は闇に囚われてしまった。神社の鳥居は、私にとっての最後の境界線だったのだ。

終わり