62 【完結編】最後の花道2 | CRPSと片足育児

CRPSと片足育児

CRPS、腓骨神経麻痺を抱えながらの育児を綴っています。

CRPS、腓骨神経麻痺になった経緯を綴っています。

 

この日朝から涙が止まらなかった。

お友達と辛い別れをしなければいけない上の子に、ついていってやれないぐすん

主人が上の子を連れて幼稚園へ行った。

 

幼稚園を辞めるって、たくさん書類を書かなければいけないらしくて、主人が書類を書いている間上の子は教室でお友達とお別れをしたそう。

 

後で聞いた。

幼稚園に着いて一番に親友のところへ走っていったこと。

担任の先生を見つけて走っていったこと。

担任の先生が、泣いていたこと・・・ぐすん

そして幼稚園でお別れが終わり保育園へ戻った後、教室で上の子が一人で泣いていたこと。

 

子供にとって、幼稚園とか集団生活の場って、本当に世界の全てなんだと思う。

こんなにも悲しい別れはない。

私の足が動きさえすれば、こんなことにはならなかったんだ。

こんな思いをさせずにすんだんだ。

 

幼稚園でのお別れが終わり保育園に送っていった主人から電話がかかってきた。

泣きそうだったと。

けど子供同士のこのお別れが、ポジティブであるよう、必死で涙をこらえたと。

親が泣いてしまうと、子供たちが動揺してしまうから、と。

 

そして最後は、園児みんなでトンネルを作って送り出してくれたそう乙女のトキメキ乙女のトキメキ

 

 

おなかの大きい頃、出産したら新生児連れて幼稚園送り迎えかぁ。夜泣きに対応しながら毎朝お弁当作るのかぁ。自分にできるかな...

兄弟の年齢が何歳開いていたって、産後はやっぱり大変だろうな。

 

そんな風に思っていた。

出産して私の人生が変わってしまっただけでなく、

主人の、子供たちの人生も変わってしまった。

 

たかが幼稚園で、と思われるかもしれないけど、

子供にとって幼稚園は全てだったように思う。

二年経つけど、やっぱり仲間と共に卒園させてあげたかったなという気持ちは今でも変わりません。

 

第一章を終わります。