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伴に歩んで

ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

娘とスーパーへ行ったときのこと。

その列は大変混んでいた。

でも僕が棚のおつまみを選んでいると、妙に、僕のお腹のあたりに人の気配がする。

驚いて見ると、胸あたりに男の子の頭がある。

小1だろうか。

あまりに近すぎて顔が見えない。

数センチの距離。

僕のダウンジャケットにもぐっているような近さである。

 

「どうしたの?」と聞くと

「〇×▲◇A◎。。。。」

小さな子が両手でスマホを握って、ゲームをしている。

 

「おじさんは君のパパでも、じいじでもないよ!」

「〇×▲◇A◎。。。。」

意味不明な言葉を使って動かない。

 

僕は1mほど横へ動いた。

でもまた僕のダウンにすりすりする近さへ寄って来る。

また動く。

また寄って来る。

顔を上げないで身体だけ寄って来る。

 

またまた動く。

また

すり寄って来る。

 

わが娘は気付いて笑っている。

「ぼく、人違いだって!」

すこし大きな声を出した。

 

「す、すみません!」

声がして、近くにいた30代の母親(?)が、飛んできた。

「これ! 〇×▲◇A◎ でしょ!」

でも彼はまだわかっていない。

 

しかたなく両肩を掴んで、母親の方へ回れ右させると、やっとぽかんとした顔を上げた。

 

皆さん❣ お子さんやお孫さんがゲームに夢中になり、知らない人について行かないよう気をつけてやりましょう!

こっちが怖いのです!!