ありがとう | 伴に歩んで

伴に歩んで

ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

久し振りにエッセイを書いた。

500字と至極短い。

 

新聞社へ応募するために郵送だ。

今年は一度しか掲載されていない。

頑張って書き上げ、ポストへ投函しようと、玄関を出た。

そこへ赤いマント、、、ではなく、赤いスクーターの正義の味方、、、がやってきた。

それは若者。。。

 

郵便局員だ。

雨の中を、可哀そうに。。。と私が思うより早く、彼は私が握っている封書を見て

「郵便ですか?」と言った。

「そうだよ。ポストへ、、、」

「お預かりしましょう!」

 

雨はバタバタと降り続いている。

僕はゴム長靴を履いて、武装していた。

先週は、豪雨の側溝にハマってなくなったお婆ちゃんもいたらしい。

 

ニッコリ笑った彼は、玄関先で受け取り、バイクの荷台へ収めた。

「ありがとう」

 

150m先のポストでなく、たった数歩で済んだ投函。

まとめ買いして、すでに貼っておいた切手もラッキーだった。

 

「がんばれ!」

恥ずかしいので、小さな声で呟いた。