モノ忘れにカツ! | 伴に歩んで

伴に歩んで

ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

もの忘れが半端なくなってきた。

今から思うと、

60歳ではまだ序の口だった。

 

65歳では一日中、何かを探していた。

そして忘れてしまった人の名前を思い出そうとしていた。

忘れたままでは気持ち悪いので、必死のパッチで記憶と闘う。

70歳では忘れても探すことをあきらめ、また買ってしまうようになった。

日用品が多いからだ。

百均メガネ、爪切り、マスク、帽子、、、、

74歳のいま、忘れるのは「モノ」や「名前」だけではなくなった。

 

先日は、いつも行ってるテニスの時間を勘違いしてしまった。

1時からなのに12時に行ってしまった。

先週、臨時で2度、12時のクラスに参加したからだ。

「1時から」を「12時から」が完全に上書きしてしまい、

何の迷いもなく、早めの軽い昼ご飯を食べて家を出て、クラブハウスに入ったが、偶然知りあいの若いママさんがいて、

「1時でしょ」と言ってくれて我に返った。

 

ルーティンでやっている行事さえ、間違ってしまう。

本当に情けなくなった。

「終活」よりも、先に「老活」が必要だと何かで読んだが、老いるための覚悟とプランニングがまだ足りないと実感した日だった。