電話が鳴りました。
「穂高さんですか? こちらは島田の悪口。。。担当Aです」
くぐもったオッサンの声です。
「島田の悪口??」
先日来、訪問押し買いが多くて面倒くさいので、「ふぁあい」と答えると、
「入賞おめでとうございます」
そこでやっと気づきました。
先日、入賞報告をさせていただいたこのコンテスト。
静岡県島田市の「愛するあなたへの悪口コンテスト」。
縮めると、確かに「島田の悪口」です。
(でも「悪口」の後ろになにやらモゴモゴと聞こえました。「コンテスト」と言ったのかもしれません。
悪口と言う単語。
関係者は言いされているのでしょうが、普段聞きなれないので耳に抵抗があります。
先頭の「愛する」から言ってもらわないと、ぶちっと切る人もいるでしょう。
先週は、愛媛県警から優しい女性の声で電話があり、川柳の入賞を心地よく聞きました。
またある文学賞でエッセイ入賞も、若い男性の声できちんとコンテスト名を名乗っていました。
用件は些細なことでした。
笑ってしまいましたが、不審者と間違われそうなところ、
すがに悪口コンテストです。
「愛するを 省くとただの 罵り合い」
穂高作川柳