忘れないうちに書いておきます。
忘備録です。
明け方に夢を見ました。
どこかの野外ステージで医学の学会が開かれていました。
(野外ステージはあり得ませんが)
その会場前の芝生で、50年前に亡くなった愛犬マリと二人で寝転んでステージを見ていました。
医療機器の仕事をしていました関係で、学会はよく行きました。
妻も検査技師で細胞検査士。
細胞検査士は学会へ決まった回数参加しないと免許を更新できないそうです。
それくらい最新の知見を求められる厳しい資格だと言ってました。
でも、妻と一緒に学会へ行ったことはありません。
マリが登場したのは、昨日写真を引っ張り出して眺めていたからでしょう。
でも見ている僕には、5年前に亡くなった妻がいる予感がありました。
するとステージ脇の審査委員席のようなところの大ぜいの中で、椅子に座っている妻をみつけました。
青いスカート、黒いカーデガンを着て前を向いていました。
「マリ、お母さんだよ」
そう言うと、マリも視線を向けました。
やがて妻は壇上から降りて、ステージ前の客席の中の人に何か書類を渡して、また壇上へ戻って行きました。
きれいな足と知性的な横顔が印象的でした。
マリも「クウン」と一声あげました。
そこで目覚めて夢は終わりました。
妻の夢は殆ど見ないのですが、いま彼女のエッセイを書いているので出てきたのでしょう。いつもそうです。
みないほうがいいのです。僕は。
薄れていきつつある記憶や思い出は、それが自然だからです。
夢でも姿を見ると切なくなります。
可愛かったマリも同じです。
引き戻されるから見たくないのに。。。
祖母とマリです。
もっとはっきりした写真をまた探します。