絶食からテニスへ | 伴に歩んで

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ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

このところあまり更新していませんでした。

もともと無精者なんです。(笑)

妻が亡くなった当初は、毎日が非日常でした。

 

なにかに急かされ、追いかけられるように書き続けましたが、

今は、妻がいないことが日常として定着してしまい、非日常として書けないようになってきています。

何かのはずみに、それを痛感する。その程度です。

 

その程度というのが辛く、寂しくてたまらないのですが、乗り切り方もいつのまにか身についたようです。

 

昨日は4ケ月ぶりに大学病院で膵臓のMRI検査でした。

絶食で早朝のバスに乗り、一番乗りで到着し、10時半には検査を終えましたので、

いつもならラーメンでも食べて帰るのですが、まっすぐ帰宅しました。

そして昨夜作ったカレーを温めて少し食べ、帰宅から20分後にはテニスコートに立っていました。

 

昔、大学病院へ行くときは何度か家内と待ち合わせしました。

今は一人ですので、つい思い出します。

 

でも振り切るように猛暑日のテニスに行きました。

しばらく打っていると、仲間のアラフォーのおばさんたちがこう言いました。

「穂高さん、元気ないね」

そう見えたのか、心配してくれました。

「うん。朝から検査で絶食してたから」

おばさんたちは絶句しました。(笑)

 

みんなが声をかけてくれる優しさに包まれるのも、心地よい乗り切り方です。

 

 

 

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