現在、パラリンピックが開かれていますが、僕にはこの大会を目標にしていた、忘れられない女性とワンちゃんがいます。
「小暮愛子さん」
群馬県在住の盲目の空手拳士です。
僕と妻はこの方と愛犬コニーにお会いして、その素晴らしい生きざまとコニーの利発さに感動しました。
そして「東京パラリンピック」を目指しているとはっきり仰っていました。
でも残念ながらパラリンピックには空手種目がありませんでした。
どうしてかわかりません。
彼女は5連覇している日本最強選手なんです。
だから、心から応援したいと思っていました。
残念です!!
(画像はいずれもお借りしましたので、明日には削除します)
どこでお会いしたかと言うと、上の写真に丸で囲んである、2017年の秋、東京のホテルオークラ
の懸賞論文表彰式です。
とっても美人の小暮さんとコニー。
お母さんも来られていました。
その隣は穂高で、小暮さんと同じ第2席で表彰されました。
論文のタイトルは「心眼」です。
この時は妻も元気で、一緒に来ていました。
2度目の表彰旅行で、孫にまた会えました。(^^♪
作品は↓の本に収載されています。
「わたしの生涯教育実践シリーズ17 変化に挑む 見えてくる新しい世界」
小暮さんは「網膜色素変性症」という何百万人に一人の病気で、25歳で失明されました。
「私は生まれつき目が見えなかったわけではない。虹の織り成す色彩の魔法や澄み切った空に雲が流れる様を知っている。愛する夫や両親の顔も知っている」
上記収載作品「心眼」より
だから幸せなのか、だから辛いのか、僕にはわかりません。
でも、とてつもなく明るく、可愛い前向きな38歳の2児の母親でした。
そして僕は初めて盲導犬に触れ、その「かしこさ」に驚きました。
「触らせていただいていいですか?」
「どうぞ」
パーティになっても、常に小暮さんの横できちんと座っていたコニー。
撫でてやると、潤んだ眼で見つめてくれました。(^^♪
障害のある方の苦しみは想像しかできません。
でも、彼らの向上心は、健常者でありながら、常に不平を言い、思うようにならないことを嘆きたおす自分たちが、恥ずかしくなるものです。
目の前にパラリンピックを目指し、かつ「書く」才能を持った主婦を見て、僕は恥ずかしくなったのを覚えています。
いえ、忘れられません。
妻も彼女のファンになりました。(^^♪
小暮さん、どうかお元気で。
僕の家内は亡くなってしまいました。
あなたはいつまでもお元気で。
ご縁があればまた、どこかでご一緒するか、ご活躍している姿を見たいものです。
追記です。
小暮さんは