ブルックスの思い出 | 伴に歩んで

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ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

先週、アメリカのブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS) が破産したニュースはショックでした。

 

僕がビジネスでアメリカへ行き始めたのは、もう30年近く前のことですが、当時は日本に入っていない、憧れのブランドでした。

(コーチも東京の1店だけでした)

リンカーン、ケネディ。

最近ではオバマなど、アメリカ歴代大統領がブルックスのスーツなどを身に着ける、アメリカン・トラディショナルブランドとして、日本の安物サラリーマンの僕でさえ、憧れました。

 

初めてNYへ行ったとき、まっすぐマジソン街の本店に行きました。

今のトランプさんの私邸、トランプタワーの近くだったと思います。

 

そして例のボタンダウンの縦じまワイシャツを買いました。

それから、NYやシカゴへ行くたびにネクタイやシャツ、ビジネス小物を買っていました。

これは30年前に買ったバインダー(書類挟み)です。

いい革なのでいまでもしっとり、しっかりしています。

 

スーツやジャケットは、日本人には体形が合わないんです。

だから、大阪に出店されてから妻に買ってもらいました。

今でも、最後に着ていたジャケット1着と、スーツが2着あります。

1月の表彰式には着ていきました。

 

写真の色が悪いのですが、濃紺のジャケットです。

 

アメリカ人も、この服を着ることがステイタスでした。

いえ、ブルックスのシャツとスーツを着てバーバリーのコートを羽織り、コーチのビジネスバッグを持って、DCやNYを歩く。

世界のビジネスマンの憧れだったんです。

 

妻はそんな当時の僕の卑しい夢を叶えてくれるために、貧しい家計からおカネを出してくれました。

だから今でも、ボロボロになったコーチ以外は、すべて大切に使って(置いて)います。

 

この服装で、ある年の3月、DCで地下鉄に乗り、アーリントン墓地で降り、尊敬するジョンF.ケネディ一さんたち一家のお墓に、ひとりで参ってきました。

そのとき、2着目のバーバリーをDCで買ったんです。

ブルックスではネクタイを買いました。

それが最後のDC訪問になりました。

 

ひとり、良い目をした10年間のアメリカビジネスでした。

ブルックスが倒産するなんて、今でも信じられません。

アメリカの衰退を象徴しているのかも。。。