景色の模様替え | 伴に歩んで

伴に歩んで

ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

地雷を踏んでしまいました。。。。。

そろそろ新しいエッセイを書こうと思い立ち、「妻と歩んだ2年間」の本を手にとり、ある日のエピソードを確認しました。

しかし、ついその近辺を読むと、心臓がバクバクし始め、哀しみがドッと押し寄せてきました。

亡くなる半月ほど前の日記ですから。

感情をこらえながら原稿用紙1枚くらいは書きましたが、作品にはなっていません。

やはり、まだ無理なんですね。

あわてて本と原稿用紙を閉じて、深呼吸しています。

 

違うことで気を紛らわせます。

 

↓ これが妻と二人でリビングに架けたタペストリーです。

畳1枚より大きい真っ赤なポピーです。

 

そしてこれ↓が、昨日届いた夏用に買った新しいもの。

さっそく架けました。

(きれいに撮れないので写真はお借りしました)

ライトブルーがきれいな、ごく薄い生地で、マーガレットです。

縦真ん中で断てば暖簾にもなります。

 

この壁に吊るすのは理由があります。

白い壁が、季節によって吹き抜け上部の窓から入る太陽の光をまともに反射して、リビングテーブルに座れなくなる時期があるからです。(^^♪

妻が、ガンだとわかったときにしていたリフォームで、カーテン屋に注文して作らせたものでした。

でも、先日書いたように、この真ん前の椅子は妻の指定席。

そこで刺繍を楽しんでいました。

僕は向かい側で、いつもPCを打っていました。

ですから僕から見れば、常にポピーの前には妻がいました。

だけど今はいない。

その光景を変えようと思ったのです、

娘もさすがに驚いていましたが「景色を変えた」とだけ言いました。

多分、わかったと思います。

替えたくない人の方が多いでしょう。

でも、僕は自分から景色を変えないと、思い出がかえっていつまでも辛く、寂しくなってしまうと思います。

 

ポピーは、息子一家が帰って来るまで吊らないでしょう。

このタぺには妻の影が映りこんでいますから。