人脈 | 伴に歩んで

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ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

今日は2度目のストマー交換。

専門の看護師さんと装具を選びました。

それで疲れたのか、僕の帰り際には「しんどい」と横になってしまいました。

 

 

病棟にはクラークさん(事務員)がいます。

妻は、もうこの病棟は4回目の入院ですから、「顔」です。(笑)

そしてクラークのおばさんは、なぜか僕のファンだと言うんです。

2年前の今の季節、初めての入院のとき、個室を頼んでいたのに大部屋へ案内され、僕は静かに怒りました。

男性看護師さんは「空いてない、聞いていない」というだけ。

でも、僕は「何のための入院説明や。個室希望と言ったはずだ。書類を見せろ」と冷静に切れました。

「救急が入ったから、個室がなくなったならわかる。でも聞いていない、知らないは、お宅らの連携ミスやろ!]

僕は、こういうのが大嫌いなんです。

そのとき、100%非を認めて、個室へ移してくれたのが、クラークのFさんです。

「今、空きました」

怒っていた僕は、思わず笑いました。

「いま空いた? なんと都合のいい退院患者さんがいたもんだ」と。

 

さっさと移動させられました。(笑)

でも、そのFさんはなぜか、それから僕と妻にかまうんです。

妻も退院するたびに、菓子おりを持っていきます。

 

4回目の今回も、病棟で笑顔で待っていてくれました。

他の看護師さんたちも妻は顔なじみですが、Fさんはなぜか僕のことを好きだと公言するのです。(笑)

さすがに照れます。

 

金曜のオペ。

月曜には僕が区役所に行き、身障者の申請書をいただき、病棟で見つけてFさんに診断書のことを聞きました。

病院受付を通すと2週間かかります。

でも、彼女は「穂高さんのことなら、私が先生に頼むから」と言い、なんと翌日には主治医に診断書を書いていただき、しかも病室へ持って来てくれました。

2週間が2日に短縮です。

そして今日、僕は区役所へ出しました。ここから50日かかるのですが、院内の手続きをショートカットしてくれたFさんのおかげで、たった3日で提出できました。

 

というのも、Fさんは以前、病室の妻の横でパソコンを打つ僕に気が付き、何をしてるのかと聞いてきました。そこでエッセイを書いているというと、ネット検索して作品を読んでいただいたらしく、今回会うと、その話ばかりします。

先月の産経新聞の掲載作品も呼んでいただいたようです。

涙が出たと。

作品本を差し上げる約束をしました。(^^♪

こんなところにファンの方がいてくれるなんて。

いつもそっと、病室へ来てくれます。

 

でも、最も嬉しそうにFさんを迎えるのは、妻なんです。

二人で互いの子供のことを話しています。(^^♪