近況です。 | 伴に歩んで

伴に歩んで

ガンと闘った老夫婦の人生日記です。

しばらくぶりです。

妻の病状をご心配いただいてメッセージなどもいただき恐縮しています。

ありがとうございました。

 

腹痛や便秘、排尿困難などで食べられず、体調が最悪だった妻は、リニアック(放射線治療)の途中で、入院しました。

20日間という、この病気で最長の入院でした。

しかし絶食で、栄養点滴と下剤で、腸の大便を排出させ、つまりかけていたところを開通させました。

20日間、全く食べませんでしたし、数分おきの激しい下痢との戦いでしたので、痩せてしまいました。

個室で籠城したようなものです。

紙おむつとシャワーでなんとか耐えました。

癌治療はせず、栄養点滴と下剤だけの入院でした。

退院直前は、ゼリーや飴を舐める程度でした。

おかげさまで、小腸近くまで詰まっていた便が、半分以下になりました。

でも、明るく元気になり、腹痛も治まったので、今週火曜日に退院し、今は家で休んでいます。

少しづつ食事もとっていますが、「いずれはまた詰まる」と言われています。

ストマを覚悟しました。

すべてが可愛そうでなりません。

 

僕は、毎日洗濯・乾燥させた衣類をもって、車で30分の病院に通いました。

半日、妻のベッドわきで過ごして帰宅し、また洗濯して翌朝駆け付ける日々でした。

さすがに疲れましたが、家で腹痛に耐えている妻を見るよりは安心でした。

病棟の看護師さんたちも4度目になれば、顔見知りばかりで、妻も安心してました。

肺や骨盤内の転移は大きくなっているそうです。

でも、今日明日の問題ではありません。

 

妻のベッドわきでモバイルPCを広げて、創作をしていました。

その成果か、先日発表になったシルバー川柳で入選しました。

また、新聞のエッセイでも昨日、掲載されました。

また、単行本や、日めくりカレンダーにも短文が掲載されました。

病床の妻は嬉しそうに、看護師さんに見せていました。

その笑顔で頑張れます。

 

勝手に閉じて、勝手に書いてすみません。

また、妻が落ち着けば、ゆっくり書きます。