非常に穏当な意見ですよね。つまり、僕がね、記者会見で質問したように、これはね、バランスを取ってね、説明することは可能なんですよ。プライバシーに十分配慮しつつ情報開示することは可能ですということですよね。そして、後々、段々と事実が明らかになってきますから。その時、この福田日テレ社長は再度説明を求められる可能性が僕も高いと思いますよ。その時はですね、今回のような対応ではなくて、今度こそ、プライバシーに十分に配慮しながら、しっかりと情報開示をしていただきたいと。記者会見で僕が質問したように、報道機関の社長ですから。バランスを取ってね、つまり事案の説明とプライバシーの配慮。この作業を記者会見の場では社長自ら自分の内面でやらなければならないんですよ。それがメディア機関の社長の役割なんですよ。つまり説明責任は果たさなければいけない。プライバシー保護も十分に配慮しなければいけない。そのバランスを自分の中で上手く取って、そして説明責任を果たさなければならないということですよ。これは僕も同じ意見ですね。ぜひそれをやっていただきたいと思いますね。今のままでは、メディアの社長の役割を果たしてないんですよ。公に国民に向かって、視聴者に向かって、事実はこうですよと伝える。そこから初めてみんなの考えであるとか、意見であるとかが形成されてきて、社会の中で、社会正義を目指して動いていこう、そういう風な良識が集まってくるんですよ。それは最低限の知識を開陳しないとそういう動きにならないんですよ。例えば、今のままでは、日テレの福田社長が「事案については何もしゃべりません」ということでは。この社会ではこの問題をみんなが考える縁(よすが)がないんですよ。考える縁がない。ということは、この問題は放っておくと、消えていっちゃう。もちろん、現実的には消えることありませんけどもね。だけど、機能的にはそういうことが起きる可能性があるわけですよ。そうなると、日本社会というものは、全く進歩もないし、沈滞するだけ。そして社会に何となく、沈鬱のムードが漂うわけですよ。(何を言ってもこの社会はみんな秘密だからなあ…)ということで。みんな沈滞するわけですよ。それではダメなんですよ。そういう社会ではね、エネルギーも何もない。沈滞するだけの社会になっちゃうんですよ。沈滞社会にさせないためにも、メディアに課せられた使命というものは、秘密のないよう、可能な限り個人のプライバシーに配慮しながら、物事を色々オープンにしていくわけですよ。公にしていく。そして議論を高める。自ずと、日本社会に参加している人たちの中で、良識が高まってくるんですよ。プライバシーは触れないでおこう、だけど、こちらの方は公の問題だから、十分に議論しよう、ということになるわけですよ。
兵庫県問題もそうですよね。奥谷百条委員会の委員長がとった姿勢っていうのがね、貴重なものだと思いますよ。つまり、斎藤元彦知事を公益通報した元西播磨県民局長、この人のプライバシーを上げ連ねてどーのこーのということを片山副知事がしようとしたんだけれども、「いや、それは全然違う問題なんで、それは言わなくていいです。だけど、こっちの方、公益通報の方をやりましょう」と。これは非常に良識的な進行ですよ。つまり、公、パブリック、こちらの方を議論するんですよ。
プライバシーは議論したって仕方ないし、個人を傷つけるだけですよ。なのでそれは喋らなくていいですよということですよ。これも、同じことが言えるわけですよ。この日テレ問題もね。つまり、プライバシーは言わなくていい。だけど、公に議論しなければいけないところは、議論しましょう。日テレの社長はその姿勢を示さなければいけなかったんですよ。そうしないと、日本社会に自ずと良識が育っていかないんですよ。こういう問題一つ一つで
日本社会の良識というものは錬成されていくわけですよ。そのチャンスをですね、日テレの福田社長は潰してるんですよ。自分でね。
42:30日テレだけが、蚊帳の外に出てね、安全圏に逃げられればいいや、なんてね。そんな姿勢ではね、社会的責任を果たしてないんですよ!記者会見で!
46:30【気になる本】「日本を壊した政治家たち」第二次安倍政権が日本を壊しまくったんですね。その問題を具体的に書きました。それと平成の天皇は、民主的な考え方をする人なので、安倍さんと悉く対立していたんですよ。そのことについて僕はね、天皇の相談役の方にじっくりと話を聞くことができましたので、それを具体的に。赤裸々に書きました。天皇VS安倍さんの戦いを読めるのは、この本しかありません