青のミブロ 第1話 | 雨と月の夜

雨と月の夜

目覚める前の永遠を生きる
短いようで長い夢の中

雨月夜がことあるごとにアニメを評価するDAYSの原作者、安田さんによる新選組の漫画を映像化。

 

まだ新選組と名乗る前の壬生浪士組だった頃、少年剣士として浪士組に加わった少年たちの青春。新選組最強の一人、永倉から語られる、歴史には残らなかった物語。

 

人気原作だけに、1話の気合はなかなか。安田さんの熱い漫画を結構忠実に映像化した感じ。熱いっていうか、暑苦しいっていうか。主題歌なども、なるほど深夜アニメというより夕方アニメっぽい感じ。

キャストは、とりあえず、沖田を小野さん、土方を阿座上さんという、イケメン声二人。永倉は津田さん。阿座上さんの声って、すごく通る声でカッコいいんだけど、どうもバス江のイメージが強くてw

 

新選組。たぶん、日本人が思い描く浪漫や美学がすべて詰まった奴ら。新時代を切り開いた幕末の獅子たちも日本人の浪漫や美学の塊だけど、新選組の滅びの美学、負けると分かっていて戦う男の美学、日本の歴史で10年に満たない短い時間に残した輝き、どれも唯一無二だと思う。

 

最近は、逃げ上手の若君とか、面白い時代系漫画やアニメがちょいちょい出てくるようになった。これすごく嬉しい。どれも今の時代にマッチするように描かれていてわかりやすく、とても面白い。本作もその1本。

 

なんか・・・ラノベの映像化もいいけど、やっぱり漫画原作のほうがいいなーと感じるアニメだった。