トレーン Nゲージ ダイキャストスケールモデル 名鉄2200系 | ちーずの「ふれんずのーと」

ちーずの「ふれんずのーと」

動物園や鉄道模型、ミニカーのお話など。

おまたせしました。トレーンの名鉄2200系レビューやっていきましょう。

 

 

 

前回の1200系の紹介記事は↑こちらから。

 

 

 

 

 

 

 

 

パッケージに入った状態はこんな感じ。パッケージ自体は他のトレーン車両と同じで、中の紙によって番号と車両名が表記されています。

 

 

 

 

 

 

名鉄2200系には13番の通し番号が振られています。

 

 

 

 

 

 

 

さて早速一番よく見るであろうアングルから見ていきましょう。

 

製品は豊橋/中部国際空港方先頭車で特別車のモ2200形がモデル。

 

 

こうしてパッと見たときの印象は素晴らしいです。やはり前回のパノラマスーパーよりも金型が新しい分、より実車の雰囲気に近い仕上がりです。

 

ただダミー貫通扉部分に2200系は窓があるのですが(2000系はなし)、本製品では窓がない仕様となってしまっています。

 

ちなみに実車のこのダミー貫通扉部分の窓は、2004年~2007年にかけて投入された1・2次車ではマジックミラー(明るい側からは中が見えないけど暗い側からは外が見えるという男性諸君なら某シリーズでおなじみであろうアレ)なのですが、2015年~2019年にかけて増備された3~7次車では普通のガラスに変更されており、後に元々マジックミラーを備えていた1・2次車も普通のガラスに変更されています。

 

 

またこのモ2200形では、兄弟車とも言えるミュースカイ用の2000系とはスカートの形状が異なるのもポイント。

 

2000系は2000系同士を2本繋いで4+4の8両編成で運用されることがあるため、連結器下部(本製品で黒色に塗装されている部分)が電連と干渉しないよう切り欠かれているのですが、2200系は特別車側に増結することがないので、左右のスカートが下部で繋がっているスタイルとなっております。

 

単にミュースカイの色違いの製品かと思いきや、ちゃんとこういった違いが再現されているのはさすがといったところ。

(だったらダミー貫通扉の窓も再現してちょ…)

 

 

実車の話に戻りますが、特別車側と違って一般車側には3100系や3150系などを増結することがあるので、2000系同様電連分切り欠かれています。

 

 

 

 

 

 

正面から。ライトの色差しや行先・種別表示の印刷などもなく非常にあっさりした印象。

しかしながら造形はダミー貫通扉部分の窓が無いことを除けば的確かと思われます。2000系とは異なるスカート形状がちゃんと再現されているのも評価できます。

 

 

 

 

 

 

山側の側面。

 

2015年頃より変更された新塗装のデザインとなっています。個人的には旧塗装よりもこっちのほうが好み。

 

側面もなかなか忠実に再現されており、裾絞りの丸みや沓摺の出っ張りなど、2200系の特徴的な部分が余すことなく再現されています。

ただ、連続窓のピラーの表現がないのは気になるところです。あと車番や行先・種別の印刷もなし。

 

 

それから1200系のときもそうでしたが、床下機器はマジでテキトーです。もう笑っちゃうぐらい。

 

次の記事で紹介しますが、なんと6000系通勤電車と全く同じ床下パーツが流用されてるんですww

 

1200系のときにも書きましたが、いくつか汎用の床下パーツを用意しておいて、車両によって適宜使い分けているという感じでしょうか。

 

 

自分は鉄道好きとはいいつつ機器面には疎いのでそんなに気にならないっちゃ気にならないですけど、台車なんかはさすがに「違うやん」ってわかりますよ…

まあメインターゲットである子供の目は騙せるのかな?言い方悪いですけど…

 

 

 

 

 

海側の側面。この電車も左右でデザインが異なる電車ではありませんが、一応載せておきます。

 

 

 

 

 

 

前頭部をアップで。運転室部分の丸みと前方に突き出たスカートが2200系らしさを演出しています。

 

名鉄マーク(曲がっちゃってますね…)とμマークが印刷されています。これがあるのとないのとでは情報量が大違いなので、ちゃんと印刷してくれていてありがたいです。

 

それから実車とは全く形状の異なる台車ww

実車の台車はこんな客室窓にかかるほどでかくありません。ていうかこんなに台車がデカい車両なんてあるんでしょうか()

 

 

 

 

 

屋根上です。実車はクーラーがシルバー、その他部分がグレーなのですが、トレーンでは全部シルバーで塗装されています。まあここはおもちゃなので…

 

プラレールとかでも大抵グレー一色で塗られてる、というか成型色むき出しなことが多い部分なのでね。最近は特に。2000年代中頃~2010年代はじめぐらいのプラレールは塗り分けられてましたがね。今や妻面の塗装も省略してグレーの成型色むき出しにしちゃうような有様です。

 

屋根上機器は大体実車に忠実に再現されている印象です。

特別車特有の小型のクーラーが2機搭載されている様子も実車に忠実です。一般車だと集中式の大型クーラー1機なんですよね~。編成中でクーラーの形状が異なるという面白い形態です。

 

パンタの造形はちょっと甘めですが、周りのヒューズ箱?とかもしっかり造形されていて、適当さは一切感じません。

 

また、アンテナや信号炎管も再現されていますが、子供がけがをしないよう、かなり分厚く太い表現となっています。

このあたりはおもちゃ特有の表現ですね。Nゲージだったらもっと精密に仕上げてきますからね。(そして当然のごとくユーザー取り付け)

 

 

 

 

 

 

最後に妻面です。

 

2200系のふっくらとした車体断面がよく再現されていると思います。屋根上に登るためのはしごもモールドで表現されていますね。

また、他のトレーン車両と同様アーノルドもどきの連結器が装備されており、他のトレーン車両と連結させることができます。

 

 

 

 

 

 

…とまあ、2200系のトレーンはこんな感じでした。

 

1200系のときのように総評を述べさせてもらうと、車体の作りはそれなりにクオリティが高いと思いました。

 

本物のNゲージ鉄道模型のような精巧さはないもののこれはあくまで対象年齢3歳以上のおもちゃであり、子供の安全上問題のある部分は表現を変えたりするのは仕方のない部分かと思います。

一方でダミー貫通扉部分の窓や側面連続窓のピラー表現が無いのは少々気になりました。

 

あと毎度ですが床下機器のテキトーさを許せるかどうかですね。これが本製品の一番の問題だと思います。

まあそこまで気にする人はトレーンを買わないと思いますが、やはりテキトーすぎると思いました。

 

 

 

次回は通勤電車6000系を紹介しますので、そこまで紹介し終えた段階でトレーンに対する個人的な意見を述べさせてもらおうと思います。

 

 

 

 

以上、トレーン 名鉄2200系のレビューでした。どなたかの参考になれば幸いです。