宇都宮照信「機関車に片思い」(A5判、全288ページ、書誌侃侃房2007年10月14日発行、定価2857円+税)
元日本食堂のコックであり、九州の鉄道写真家としても知られる著者の、鉄道写真を合わせた自伝。自伝と言っても、そのほとんどは鉄道に捧げられており、鉄道書と言った方が良い感じ。文章の方も、マニアが欲しがる情報を入れつつも、読み物としても楽しめるものとなっている。趣味に生きようとすれば、苦しい思いをすることもあるだろうが、そういうことを感じさせない、のびのびとした文章と言える。
河合茂美「カラーローカル線の旅」(B6判、全200ページ、山渓カラーガイド1973年12月20日発行、定価980円)
国鉄のローカル線を、文章とカラー写真で紹介したもの。各路線に対する写真は一枚のみだが、廃止された路線も含めて、蒸気機関車末期の当時を偲ぶ作品となっている。
宮脇俊三編「鉄道廃線跡を歩くⅩ完結編」(A5判、全192ページ、JTBキャンブックス1996年9月1日発行、定価1600円+税)
シリーズ第10弾にして完結編。巻末には、白川淳「戦前に時速200kmを目指した幻の弾丸列車計画」、徳田耕一「ロシア・サハリンに残る日本時代の未成線」、今尾恵介「全国主要線路変更区間地図(西日本編)」、シリーズ総索引が付く。