栗田晃穂「鉄道員になるには」(B6判、全224ページ、ぺりかん社なるにはBOOKS1978年7月15日発行、定価850円)
事故を通じての鉄道現場紹介、日本の鉄道史の紹介、鉄道員になるための関係箇所の紹介が主な内容で、ページ的には前2章が大半を占める。事故の時の現場の対応については、地味な内容であるが、趣味誌などではあまり取り上げられないもので、読み物としても良いものとなっている。鉄道そのものを紹介する第2章は類書があるので不要で、その分を1章と3章に回して欲しかった。
クリストファー=ポートウェイ「鉄道大陸を行く―ヨーロッパ編―」(B6変形判、全256ページ、冬樹社1988年11月30日発行、定価1200円)
パリ~イスタンブール間のオリエント急行、ハイダルパシャ~バクダット間のタウルス急行、シベリア横断鉄道、バルカン半島の鉄道に乗った旅行記。鉄道旅行記というよりかは、異国・異文化体験記と言ったところで、鉄道マニア的にはやや物足りない。
原口隆行「鉄道学のススメ」(B6判、全192ページ、JTBマイロネBOOKS2003年9月1日発行、定価1000円+税)
鉄道研究や紹介を仕事とする人7人にインタビューして、その功績を紹介したもの。青木栄一や種村直樹など、その著書を通じて知ってはいるが、第三者からの観点ということで、その人物に対して、新たな発見があったりする。ただ、「鉄道学」と名乗っている割には、それらの人がどのような手段やノウハウで鉄道に携わっているかにまで踏み込めていないのが物足りない。