エース総合株式会社「東京大都市圏・京阪神圏 駅別乗降者数総覧’96」(A4判、全334ページ、エース総合研究所1996年2月1日発行、定価14563円+税)
大都市圏各駅の1989~1993年の乗降客数を記したもの。元データをどこから持ってきているのかが気になるところで、巻頭の解説によると「駅の乗降者数も各都府県統計年鑑のデータをもとにして、1日平均の数値を算定し、記載しました。尚、統計年鑑において数値の不明な点は、各都府県市町の自治体の統計担当者、各鉄道会社および各駅の御協力を頂きました」とのこと。各駅の乗降者数の他に、ランキングも掲載されている。乗降者数の多い駅というのは、鉄道雑学書で良く目にするが、こちらは律儀に、全ての駅でのランキングとなっており、眺めているだけでも色々と面白い。ちなみに最下位のいすみ鉄道小谷松駅で1477位、1日乗降者数36人となっている。
高い本なので、個人で買う訳にもいかないが、大きな図書館であれば備えているようなので、ぱらぱらと捲ってみるのも楽しいことだろう。