松下孝昭「近代日本の社会と交通10鉄道建設と地方政治」(A5判、全200ページ、日本経済評論社2005年4月18日発行、定価2500円)
鉄道開業から日清戦争前後までを主にして、地方の政治家や有力者が、帝国議会に対して、鉄道建設に対するどのような運動をしていたかを記したもの。近代初期の鉄道建設と言うと、国が主体となって決めたとのイメージが強いが、本書を読むと、その背後には地方からの誘致運動も影響があったのだな、と思えてくる。
ただ、そう言った具体的な事例が書かれているものの、どれもが地方からの訴えかけがあり、それを中央は受け入れたり受け入れなかったり、ということになっており、そこから近代日本の中央政治と地方政治の関係や、近代における中央集権化の流れなどと言った歴史が感じられないのが物足りない。
鉄道開業から日清戦争前後までを主にして、地方の政治家や有力者が、帝国議会に対して、鉄道建設に対するどのような運動をしていたかを記したもの。近代初期の鉄道建設と言うと、国が主体となって決めたとのイメージが強いが、本書を読むと、その背後には地方からの誘致運動も影響があったのだな、と思えてくる。
ただ、そう言った具体的な事例が書かれているものの、どれもが地方からの訴えかけがあり、それを中央は受け入れたり受け入れなかったり、ということになっており、そこから近代日本の中央政治と地方政治の関係や、近代における中央集権化の流れなどと言った歴史が感じられないのが物足りない。