読み鉄ブログ―いろいろと読みたい本があるんで―


松野匡雄「交流電化と鉄道の発展~仙山線での試作電気機関車性能試験~」(A4判、全64ページ、東北福祉大学鉄道交流ステーションブックレット01 2008年11月10日発行)
著者は1954年から仙山線で行われた交流電化試験の現場に携わった国鉄職員で、本書はその前半は著者による講演、後半はその解説となっている。
講演の方は、単語に専門用語が混ざり、その注や説明がなされていない問題点があるが、現場ならではの苦労や工夫などが語られており、当時の様子がよくわかるものとなっている。また、作業現場となる仙山線の話だけでなく、導入された試験機関車の特色なども記されており、バランスの取れた資料となっている。


鉄道博物館ライブラリー架蔵


2012年12月1日追記

神田神保町の書泉グランデ6階鉄道書売り場にて、本書の改訂版が1000円で発売されている。都内の書店で扱っているのは書泉グランデのみとのこと。