新橋古本市が開かれている、新橋SL広場へと立ち寄る。
ぐるり一回りして買った鉄道書は、読売新聞社会部編「あゝ上野駅」800円、「映像でよみがえる昭和の鉄道第2巻」1500円、「懐かしのアルバム 静岡県鉄道写真集」3000円、日本国有鉄道「通信教育教科書第一部鉄道一般」800円、「内田百全集第一巻」(帯・月報付き)1200円、「小川雅男写真集 白煙、今も消えず…」300円、新鉄道システム研究会編著「鉄道なぜなぜおもしろ読本」800円、「長谷川英紀写真集 鉄路の煙」1050円、飯塚信二「日本の鐵道」(鶴書房1944・1)800円、東京都地下鉄建設株式会社「26駅のデザイン」945円、と言ったところ。
「映像でよみがえる昭和の鉄道第2巻」とか「内田百全集第一巻」と言った、欠けている本が端本で売られていると、ジグソーパズルの最後の一片が填ったようで嬉しい。
「通信教育教科書第一部鉄道一般」は国鉄職員の福利厚生に触れられている。飯塚信二「日本の鐵道」は、鉄道青年とか輸送戦士とか、戦争中ならではの記述が出てくる。「26駅のデザイン」は大江戸線各駅のデザインプロポーザルを掲載したもの。
その他に、一般書6冊を買う。その中には、北里研究所「北里研究所五十年誌」2000円とドラゴンマガジン編集部編「スレイヤーズぐれえと」300円を同じ店で買うなど、我ながら無節操な買い方だな、と思わされる。

新橋に来たついでに、ニュー新橋ビルの交趣ギャラリーに立ち寄って、右店舗の鉄道書に目を通す。相変わらず、本に値段が書かれておらず、店員が電話で店長らしき人に確認するシステムで、相手によって値段を変えるという寿司屋の時価と同じ仕組みなのでは、と思ったりする。
「鉄道ピクトリアル2000年5月臨時増刊号 関西地方のローカル私鉄」1260円を購入する。

西部展が開かれている、西部古書会館へ。まずはガレージセールの棚を見ると、群菊之助「趣味の交通學」(叢文閣1938・5)500円なるものを見つける。中身は、広く輸送というものを分かりやすく説明したものと言ったところで、そんなに資料性は無いが二度と会えない可能性があるので、とりあえず買っておく。その近くに、川西實夫「旅客運輸」(鐵道書院1932・5)200円を見かける。中身は旅客運賃の計算方法が主で、書き込みや朱線があるので、この値段の模様。戦前発行ということで、招集に関する割引きなどの記述が見られ、ネタ探しに購入。
会場に入って棚を見ていると、鉄道会計や運賃計算に関する本があったのだが、値札を見ると3000円とかと、かなり高めで、購入はせず。その値札には、さっきの本と同じく、トンボ書林の文字があるので、故人の放出品か。鉄道書の場合、写真集や専門書などは業者の市に流れることが多いようで、古書市でまとまって見かけることは無いのだが、こういう事務方の本だと、たまに見かける。その度に、この持ち主にあって話を聞きたかったな、と思う。変わった切符の発行とか、国鉄ないしは鉄道省ならではの特殊な会計処理とかも聞けただろうに。話を聞かせてもらうついでに、蔵書も譲ってもらえると、なお良し。
川端新二「ある機関士の回想」(イカロス出版)1600円と一般書4冊を買ってから受付へ。目録注文して中った(前に書いた通り、当たったと書くと賞品のような感じになるので、以降はこの文字を使う。意味は同じなのだが)、東京第二工事局「東海道線線増工事誌 品川・小田原間」(1982・3)6300円を受け取る。東京~大船間の東海道線、横須賀線分離と、大船~小田原間の客貨分離工事を、土木工事内容をメインに記したもの。

続けて神保町巡りをするのだが、今日は東京古書会館では古書市はやっていないこともあり、鉄道書の収穫は無し。一般書3冊を購入したのみ。うち2冊は、先日、古書目録が届いた文泉堂書店という、東京古書会館の裏にある店に立ち寄ってのもので、行ってみると、倉庫の一角に、とりあえず受付も備えました、と言った作りで、本が山積みになっている。目録の番号と書名を告げると、そんな中から手早く本を探し出し、流石はプロだな、と思わされる。そうやって買ったのは、「CATALOGUE of ADAM SMITH'S LIBRARY」(アダム=スミスの蔵書目録)2600円と、荒川法勝「千葉県妖怪怪奇異史談」(暁印書館)1000円と、相変わらず雑然とした買い物になっている。