蘇我9:26-9:31千葉9:44-10:17錦糸町10:23-(総武緩行線)-10:32御茶ノ水10:36-11:31高尾11:52-12:29大月12:50-(フジサン特急9号)-13:29富士山14:02-(フジサン特急12号)-14:40大月14:44-(富士登山電車)-15:36河口湖16:00-18:04新宿18:08-18:21東京18:37-(総武線)-19:22蘇我
今回の旅行の主目的は、9月29日のダイヤ改正で、東北新幹線から二階建て新幹線が引退するので、その乗り納め。だったらついでに、新庄まで山形新幹線に乗るとなると朝が早いので、その前日は関東圏で気軽に行ける場所ということで、富士急行に乗りに行く次第。
まずは、総武緩行線や中央線快速を乗り継いで高尾まで。途中の乗り換えでは、ケータイのアプリ「乗換案内」を使って時刻確認。以前、「駅すぱあと」が出た時には、時刻表には載っていない都市近郊区間のダイヤも検索できて便利になったと思っていたのだが、時代はなおも進歩しているのだな、と思わされる。
高尾からは、115系のボックスシートに座って、近づいたり離れたりの上下線を眺めつつ、大月駅に到着。
JRから富士急行への直通改札を抜けると、その脇に小さな窓口があり、特急券を売っていると言う。フジサン特急の展望車は、座席指定ではないが定員制となっており、ネットで予約しておいたので、名前を告げる。渡された切符2枚のうち、特急券の方は券売機発行の軟券だったが、展望車用の着席整理券は正方形カラーに、富士山をデフォルメしたイラストが描かれたものだった。
1号車に行くと、ドアの所に女性職員がおり、こちらの名前と名簿をつき合わせての入場となった。
あいにくと前方の展望席部分は全て先客で塞がっていたので、車両半ばの、大きな窓側を向いたラウンジのような席に座る。
さらにあいにくと、肝心の富士山は、雲に隠れて見えなかった。
一方の沿線は、絶え間なく住宅が続く。観光客だけでなく、一般利用者もいるようで何より。ただ、どこの家にも自動車が複数台あり、買い物とかには車を利用しているのだろう。
その他に、都留文科大学前なる駅もあるので、大学生利用者もいる模様。ただ、駅の手前の民家にはスステコが干してあったので、あんまりハイソな感じではないのだろう。
「次は富士山に停まります」と、言葉だけを聞くと壮大なアナウンスがあってから、富士山駅に到着。ここでいったん下車する。
以前にニュースで、富士山駅改称に合わせて、日本一長い記念乗車券を販売しているとあったのだが、窓口で聞いてみたら、好評のため、すでに完売とのこと。切符は長くても販売期間は短かったようだ。
富士山駅からは、フジサン特急で大月まで折り返しとなるのだが、窓口で特急券を買うと、また券売機のものになるだろうからと、改札でウィークエンドパスを見せてそのまま構内へ入り特急へと乗車する。
前2両の自由席車内を歩き回っていると、2号車の端のところに、3人掛け向かい合わせのソファが並んだ個室がある。おそらくは、このフジサン特急の元となっている、パノラマエクスプレスにあった個室なのだろう。指定席と書かれており、利用には1000円必要とある。列車の個室というと、100系新幹線のグリーン個室を思い出すが、自分にとってはトイレ以外には個室に縁がないので、こういうのも面白いだろうと車掌を探す。ワゴン販売を兼ねたアテンダントに聞いてみると、1000円掛かるというのと、冷房が効かないが良いですか、とのことなので、了承する。
さっそく個室に戻って、ソファに座って、ちょっぴりリッチな気分を味わう。室内を見てみると、窓側には冷房装置はあるのだが、手をかざしても冷風は来ず、どうやら故障しているのだが、直すほどには個室の利用が無いようだ。
しばらくして、さっきのアテンダントがやってきて、特急料金300円と指定席券1000円分を払う。渡されたのは、特急券は券売機のものではなく、正方形の切符で青いデフォルメ富士山が描かれたもの、指定席券は同じく正方形で金色のムッシュフジなるものが描かれている。
そんなムッシュな気分をムラムラと味わいつつ、大月に到着。4分の待ち合わせで河口湖行きの快速富士登山電車に乗り込む。こちらも事前にインターネット予約をしてあり、出発後の車内放送では満席とのことだった。ちなみに、ドアの所にいたアテンダントから買った快速券200円は、富士山ではなく快速電車のイラストだった。
出発すると、アテンダントによる沿線案内が始まった。富士山特急では放送は無く、観光に力を入れるのなら、両方でした方が良いと思うのだが。
その案内のおかげで、最初の往復では見逃してしまった、山梨リニア実験線も見ることができた。
富士山の方は、相変わらず雲に隠れているのだが、放送によると、どうしても日中は雲が出てしまうとのことで、その代わりに、晴れた中に立つ富士山が映ったパネルを、アテンダントが見せて廻っていた。
ふと、車内補充券を買うつもりだったのを思い出した。知人がTwitterで、富士急行のJR連絡車内補充券は、まだ富士山駅が改称前の富士吉田駅のままとなっているので、早く売り切れて新しいものになって欲しいとあったのだった。
観光案内をしていたアテンダントに声をかけると、車掌から買って欲しいと、後部の車掌室へと案内される。フジサン特急ではアテンダントが特急券などの販売と物販を兼ねていたのに、こちらでは役割分担がされているのは不思議。
そんなことをしているうちに、富士山駅で平面スイッチバックをして、極彩色の富士急ハイランドアトラクションを見て、終点の河口湖駅に到着。2面3線、隣には停留線があり、そこへ行くために、線路は奥へと続いていて、そちらに行ってから、折り返して停留線へと向かう模様。
河口湖駅に出ると、ロータリーの右脇には、かつて富士急行を走っていた茶色い旧塗装の電車、モ1号が静態保存されており、バス乗り場の案内を見ると、観光用にレトロバスも走っているとある。単なる乗換駅ではなく、ここからさらに、旅が続く様が感じられる作りになっている。
河口湖駅からの帰途は、土日祝日運行の、ホリデー快速河口湖号に乗り、新宿まで直通する。
リクライニングの特急車両を使ったものとなっており、二駅先の富士山駅で進行方向が変わるため、座席は後ろを向いている。
乗車率5割ほどで出発。本日、4回目となる車窓を見ながらも、一番の興味は、大月駅で富士急行線からJRへと乗り入れること。
カーブを曲がって左にJRの線路が見えると、今度は右側に富士急行駅の大月駅が見え、渡り線の上を走っているのが実感できる。そのまま、JRのホームへと滑り込む。
ここで、運転手が富士急行からJRの社員へと交代する。自社の路線をJRの6両の電車を走らす富士急行の社員は愉快だろうな、と思う。
大月からも、新宿直通の快速とあって、沿線の利用者が多く、途中から満席になったままに、終点の新宿に到着。
後は家に帰って今日の旅は終了。明日は早いので、さっさと寝る。