中村建治「中央線誕生 甲武鉄道の開業に賭けた挑戦者たち」(B6判、全224ページ、本の風景社2003年8月10日発行、定価1500円)
中央本線の前身となった甲武鉄道の開業から、国有化までを記した本なのだが、書籍としては、作りがいまいち。「まえがき」で、甲武鉄道のナゾというのがいくつか記されているので、それを繙いていくのかと思ったら、中身は通史となっており、その記述にしても、ドキュメンタリー形式になっているので、いまいち客観性に欠ける。その割には、読み物としては並の水準に留まっているし。先ほどのナゾにしても、中央線が真っ直ぐになったのは、沿線住民の反対運動があったからと、既存の鉄道忌避伝説をなぞったものになってしまっている。
中央本線の前身となった甲武鉄道の開業から、国有化までを記した本なのだが、書籍としては、作りがいまいち。「まえがき」で、甲武鉄道のナゾというのがいくつか記されているので、それを繙いていくのかと思ったら、中身は通史となっており、その記述にしても、ドキュメンタリー形式になっているので、いまいち客観性に欠ける。その割には、読み物としては並の水準に留まっているし。先ほどのナゾにしても、中央線が真っ直ぐになったのは、沿線住民の反対運動があったからと、既存の鉄道忌避伝説をなぞったものになってしまっている。