堀川惠子・小笠原信之「チンチン電車と女学生」(B6判、全256ページ、日本評論社2005年7月15日発行、定価1400円)
2003年に広島テレビが製作した、戦争中に出兵で男手が少ない中を、広島チンチン電車の車掌や運転士として活躍した女学生の生活や、彼女らが研修を受けた広島電鉄家政女学校に関するテレビ番組を元にして、書籍として表したもの。記述されているのは、敗戦間近の生活の様子や、広島に落とされた原爆被害の様子などが中心で、鉄道的に興味を惹かれることとしては、チンチン電車車掌の業務内容や苦労が割合と詳細に描かれているのと、女学生が運転する車両は8までのノッチのうち4までしか動かせないようにしてあまりスピードが出ない仕組みになっていたということか(p81)。