野田正穂・原田勝正・青木栄一・老川慶喜「多摩の鉄道百年」(A5判、全310ページ、日本経済評論社1993年11月5日発行、定価2884円)
多摩の鉄道について、その輸送の主役となるものが、現地で生産される貨物物資から、戦前から戦後にかけては、通勤輸送へと変わっていく様を記したもの。輸送機関としての鉄道ということで、鉄道書としては地味な内容であり、経済書と言った方が良いが、その背景を知るには恰好の本。ただ、経済書としては、輸送量の変化を表した資料などが掲載されていなかったり、索引が無かったりと、一部に手落ちな面があるが。