鎌田慧「国鉄処分」(B6判、全263ページ、柘植書房1986年5月15日発行、定価1800円)
著者は自動車工場の現場ルポなどで知られる人物で、本書も、国鉄の現場で働いている職員の苦労が記されているのだが、搾取されている労働者階級みたいなフィルター越しに見ているようで、客観性に欠けるものがある。労働の現場と合わせて、国鉄の土地を食い物にする政府への批判も書かれているのだが、総資産と可処分資産をごっちゃにした議論になっているし。