森貴知「讃岐路を走って一世紀 多彩な歴史と車両を綴る 琴電100年のあゆみ」(A5判、全178ページ、JTBパブリッシング2012年3月1日発行、定価1900円)
1911年の東讃電気軌道の開業から100周年を区切りとして編まれた、個人による琴電社史と言ったところ。前半は路線の延長や営業形態などについて、後半は車両の変遷と、巻末には車両緒言と年表と、バランスの良い奇術となっている。鉄道会社が編む公式な社史に比べると、このような形式の方が、多くの鉄道ファンの手に触れられることにもなるので、琴電に限らず、中小民鉄の社史をまとめるような企画を続けて欲しいところ。ただ、JTBのこれまでのキャンブックスシリーズを見ると、「琴電―古典電車の楽園」や「ことでん長尾線のレトロ電車」があるように、琴電に集中しており、取材の楽さで鉄道会社を選んでいる印象も受けるのが気がかり。
1911年の東讃電気軌道の開業から100周年を区切りとして編まれた、個人による琴電社史と言ったところ。前半は路線の延長や営業形態などについて、後半は車両の変遷と、巻末には車両緒言と年表と、バランスの良い奇術となっている。鉄道会社が編む公式な社史に比べると、このような形式の方が、多くの鉄道ファンの手に触れられることにもなるので、琴電に限らず、中小民鉄の社史をまとめるような企画を続けて欲しいところ。ただ、JTBのこれまでのキャンブックスシリーズを見ると、「琴電―古典電車の楽園」や「ことでん長尾線のレトロ電車」があるように、琴電に集中しており、取材の楽さで鉄道会社を選んでいる印象も受けるのが気がかり。