神戸6:29-7:28姫路7:32-9:08岡山9:47-11:17糸崎11:27-13:38岩国13:44-16:51下関‥関門トンネル‥門司港


旧線乗り通しの旅、二日目の今日は、山陽本線となっている。最初、山陽本線は特に旧線は無いんだよなあ、と思っていたら、1942年(昭和17年)に関門トンネルが出来る前は、下関~門司港間は、関門連絡船が結んでいて、今では船はないものの、関門トンネルで歩いて横断できることを思い出し、二日目のメインとする。
まずは、朝闇の神戸から、山陽本線を下っていく。東海道本線に比べると、山中と瀬戸内海の間を多く走るこちらの方は、複線の線路が見えなければローカル線を走っているよう。乗っている列車も、車両が古いせいか、昨日よりも揺れる。JR東海と言えば、新幹線にしかお金をかけないように思っていたが、在来線の乗り心地にも気を配っていたのだな、と思う。
東海道本線に比べれば輸送量も少ないだろうし、しかも、前身である山陽鉄道は、瀬戸内海を走る汽船との競争に晒されていたので、列車は、一路終点の馬関(下関)を目指す、と言った面持ちがする。
その下関駅だが、戦前は朝鮮半島へと続く地点として賑わっていたはずなのだが、現在の駅舎には、その雰囲気は感じられない。朝鮮半島を巡る、後ろめたい気持ちからか。
観光案内所でトンネル入口まで行くバス乗り場を聞いて、バスに乗り込み、トンネル入口へ。
エレベータで下りると、入口に置かれた椅子にジャージがかけられている。準備体操や、そこから小走りに出て行く姿があり、そういえば、この関門トンネルは、地下トンネルのため夏冬の気温が一定しており、さらに何往復したかで距離も分かるということから、地元ではジョギングコースになっていると、テレビで見たことがある。
下り坂を下りていく間にも、後ろから駆け足の音が聞こえてくる。トンネルの方は、普通の道路にある歩道2面ぐらいの広さで、灯りも十分に点いているのだが、後ろから駆け足の音が近付いてくるのは、ちょっと恐いものがある。
途中、道を横切って線が引かれていて、その前後に、「山口県」「福岡県」と、県境の案内があり、県境をこうやってまじまじと見るのは、初めての経験かもしれない。
上り坂を歩いて終点にたどり着き、エレベータで地上に出てみると、やはり関門大橋が間近に見えるので、海を渡ったと言うよりも、元の場所に戻ったのでは、と言った感じ。
ここから、門司港駅に行こうとするのだが、それらしい案内が見当たらない。近くにバス停があったので、見てみると18時16分に門司港方面行きが出るとある。今は17時35分。まだ時間があるからと、トンネル出口にあった、トロッコ列車乗り場まで500メートルとの案内に従って歩いてみることに。関門トンネルを走るためにステンレス製となっているEF30と旧型客車が止まっていて、その先には、門司港行きらしきバスが停車している。トロッコ列車の案内を見たら、3月中旬から運行とのことあった。ずいぶんとアバウトなものだ。
バスで門司港駅に到着し、夕暮れの中、写真撮影をする。全体的にレトロな作りとなっており、九州への入口としての風格が感じられる。ただ、だとすると、下関駅は、もっと風情があったのでは、と思ってしまう。