久留島群一「新幹線に在来線を併設せよ」(B6判、全282ページ、近代文芸社1996年11月30日発行、定価1600円)
本書の主張としては、1本の路線に標準軌と狭軌の両方が走れるよう三線軌道としたものを、現在の在来線の用地を活用して建設していくことで、コストが安く新幹線が建設できる、というもの。著者は鉄道友の会会員ではあるものの、鉄道技術に関する接点は無く、三線軌道によって起こるシステムの複雑化やそれに伴う管理・保守費用などについては全くと言っていいほど振られておらず、一鉄道マニアが、良いことを思いついたので周りに喋っている、と言った感じ。まあ、出版社が自費出版を主に行っている会社なので、言論の自由が保たれているのは良いことだな、と思う。