高木文雄:監修・塩田道夫:著「新幹線大上野駅」(B6判、全232ページ、日本文芸社1985年3月14日発行、定価1200円)
目次
第一章 新しい上野駅の見どころ(p16)
第二章 上野駅昔と今(p56)
第三章 上野新駅完成に至る一五年(p120)
第四章 変貌する上野駅周辺(p188)
第五章 私と上野駅・歴代駅長の昨今(p210)
東北・上越新幹線の上野駅開業に伴い書かれた本。第一章は、現地ツアー的な上野駅の紹介で、鉄道的に面白い話は無いが、将来、上野駅が全体的に建て替えられるようなことがあれば、当時の上野駅の様子を示す良い資料になるだろう。
第二章は上野駅の誕生から今に至るまでの歴史を中心とし、それに伴う日本鉄道東北線の開業や山手線運行、地下鉄銀座線開業などにも触れたもの。
第三章が本書の中心で、上野駅開業を巡って、国鉄と、美濃部都知事を中心とする都や台東区らが対立し、最終的に上野駅は国鉄負担で開業するに至るまでの過程が、両者の観点から書かれており、東北新幹線上野駅誕生に関する、まとまった資料となっている。単なる歴史の表面をなぞるだけでなく、美濃部都知事が上野公園の下を通過する案を認めなかったなど、きな臭い歴史にまで触れている。それと、東北・上越新幹線に加え、北陸新幹線が全通した際には線路容量を超えることから、大宮~新宿間へ新幹線を敷くことが、案としては未だに残っているが、それを提唱したのが美濃部都知事(p125)だったとは知らなかった。
目次
第一章 新しい上野駅の見どころ(p16)
第二章 上野駅昔と今(p56)
第三章 上野新駅完成に至る一五年(p120)
第四章 変貌する上野駅周辺(p188)
第五章 私と上野駅・歴代駅長の昨今(p210)
東北・上越新幹線の上野駅開業に伴い書かれた本。第一章は、現地ツアー的な上野駅の紹介で、鉄道的に面白い話は無いが、将来、上野駅が全体的に建て替えられるようなことがあれば、当時の上野駅の様子を示す良い資料になるだろう。
第二章は上野駅の誕生から今に至るまでの歴史を中心とし、それに伴う日本鉄道東北線の開業や山手線運行、地下鉄銀座線開業などにも触れたもの。
第三章が本書の中心で、上野駅開業を巡って、国鉄と、美濃部都知事を中心とする都や台東区らが対立し、最終的に上野駅は国鉄負担で開業するに至るまでの過程が、両者の観点から書かれており、東北新幹線上野駅誕生に関する、まとまった資料となっている。単なる歴史の表面をなぞるだけでなく、美濃部都知事が上野公園の下を通過する案を認めなかったなど、きな臭い歴史にまで触れている。それと、東北・上越新幹線に加え、北陸新幹線が全通した際には線路容量を超えることから、大宮~新宿間へ新幹線を敷くことが、案としては未だに残っているが、それを提唱したのが美濃部都知事(p125)だったとは知らなかった。