武田元秀「ダムと鉄道 一大事業の裏側にいつも列車が走っていた」(新書判、全270ページ、交通新聞社新書2011年12月15日発行、定価800円)
目次
第1章 黒部ダム――黒部峡谷鉄道・関西電力黒部専用鉄道(p17)
第2章 白岩砂防ダム――立山砂防工事専用軌道(p71)
第3章 長島ダム・井川ダム――大井川鐵道井川線(p113)
第4章 奥只見ダム・田子倉ダム――JR只見線(p153)
第5章 佐久間ダム――JR飯田線(p181)
第6章 八ッ場ダム――JR吾妻線(p215)
第7章 消えた「ダムと鉄道」
路線の存在が、ダムと大きく絡んでいる鉄道を取り上げ、多数の資料からその歴史を語り、実際に乗ってみての乗車記を掲載したもの。記述としては、鉄道よりかはダムの方が中心で、専門的な用語も多いが、鉄道に関しても、ダムに絡む特色に触れられているので、鉄道書としても有用。ただ、文学性を持たせるためか、そこを訪れた文学者による作品からの引用があるのだが、情報を伝えることに、集中してもらいたかった。