和久田康雄「人物と事件でつづる私鉄百年史」(A5判、全326ページ、鉄道図書刊行会1991年5月15日発行、定価3500円)
はしがきによると「一年を一章として、社会全体の動きのほか、官界・業界の主な人事、その年のトピックと注目の経営者、路線の新設・廃止をはじめ、話題の車両や運転について記し」た作品。鉄道史というと、車両の変遷や路線伸長がメインとなってしまいがちだが、本書はその時代の政治・経済、鉄道に携わった人物紹介などが行われており、好著と言えるし、こういう切り口での鉄道史がもっと出て欲しいところ。各章には参考文献があり、索引も巻末にあるので、さらに理解を深めていく手助けにもなる本。