石井幸孝「激動十五年間のドラマ 戦中・戦後の鉄道」(A5判、全194ページ、JTBパブリッシング2011年9月30日発行、定価2300円)
1937年の日中戦争勃発から1951年のサンフランシスコ講和条約までの日本の鉄道史を語ったもので、まとまった資料の少ない当時のことを、良く記述している。ただ、年表を文章に起こしたような記述となっており、歴史書というよりかは資料と言ったところで、当時の世相や鉄道関係者がどんなことを考えて行動したか、などは書かれていない。まあ、政治家や軍人などの考えは、戦後になって色々な人が調査しているのに対して、鉄道関係者については、そのような調査がなされなかったので、歴史を書こうにも書けないというのが実際のところなのだろう。