川島令三「私鉄王国の凋落 JRの攻勢に生き残れるか」(B6判、全227ページ、草思社2001年8月6日発行、定価1400円)
JRと私鉄路線が並行し、競争している全国の区間を取り上げていき、JR優勢な現状と、私鉄が取るべき方向性を示したもの。現状分析に関しては、所要時間や運賃、出発頻度など、一般利用者の観点で書かれており、鉄道マニア的観点とは違って、妥当なところ。ただ、改善案については、著者らしく技術優位的なものになっていて、コストや安全性と言った点への配慮が欠けている。