梅原淳「新幹線の謎と不思議」(B6判、全360ページ、東京堂出版2002年9月20日発行、定価1600円)
タイトルに「謎と不思議」とあるが、基本的には新幹線雑学集。ただ、著者のいつもの通り、資料に当たっての解説を行っており、ちまたに溢れる新幹線雑学集とはワンランク上のものになっている。そういう意味では有用な著作なのだが、新幹線のことを知らない一般読者には、数字がずらずらと並べられている細かい本だな、と思われるだろうし、普通のマニアからすれば、そんな話はとっくに知っている、という扱いになり、本書が収まる良いポジションが見つからない、とでもなるか。できれば、各項目毎に、そこで使用した参考文献を記してくれるとありがたいのだが、そうなるとさらに細かいものになってしまうから、贅沢な望みか。
梅原淳「新幹線不思議読本」(文庫版、全416ページ、朝日文庫2007年4月30日発行、定価800円)
2002年に発売された、「新幹線の謎と不思議」(東京堂出版)に、加筆・修正をして文庫化したもの。巻末にある初出一覧として、7項目が挙げられている。追加項目はN700系や800系に関してが主で、親本を持っていれば改めて文庫を買う必要はないかな、と言ったところ。