種村直樹「さよなら国鉄最長片道きっぷの旅」(B6判、全367ページ、実業之日本社1987年4月25日発行、定価1300円)
最長片道切符の旅というと、宮脇俊三の著書や、NHKの「列島縦断 鉄道12000キロの旅 ~最長片道切符でゆく42日~」などが思い浮かぶが、本書は国鉄の分割民営化を前にして、その全国一元のネットワークを実感しようと、国鉄の鉄道路線だけでなく、バス路線まで含めての最長片道切符を発行してもらい、それに沿って旅をしたもの。中身の方は、旅行記というよりかは、乗車記録と言ったところで、読者層が鉄道マニアに限定される上に、その視点はいつもの種村節ということで、さらに読者が限定されるものになっている。宮脇の著書が文庫化されている上に、その記録ノートまで出版されている中で、本書は単行本のままに留まっているところに、読み物としてのレベルの違いがあるのだろう。
最長片道切符の旅というと、宮脇俊三の著書や、NHKの「列島縦断 鉄道12000キロの旅 ~最長片道切符でゆく42日~」などが思い浮かぶが、本書は国鉄の分割民営化を前にして、その全国一元のネットワークを実感しようと、国鉄の鉄道路線だけでなく、バス路線まで含めての最長片道切符を発行してもらい、それに沿って旅をしたもの。中身の方は、旅行記というよりかは、乗車記録と言ったところで、読者層が鉄道マニアに限定される上に、その視点はいつもの種村節ということで、さらに読者が限定されるものになっている。宮脇の著書が文庫化されている上に、その記録ノートまで出版されている中で、本書は単行本のままに留まっているところに、読み物としてのレベルの違いがあるのだろう。