ネコMOOK「鉄道タイムトラベルシリーズVol.3 新幹線、東京オリンピックを走る 昭和三十九年の鉄道旅行」(A4判、全130ページ、ネコパブリッシング2010年10月2日発行、定価1800円)
シリーズ第三作となる本書は、東海道新幹線にスポットが当てられているのだが、新幹線を扱った類書に比べて、別段目新しい内容は無く、相変わらずコンセプトが見えない。どうせだったら、以前JTBが時刻表復刻で行ったように、ダイヤ改正直前の時刻表を取り上げて、新幹線が開業する前は、どのような列車がどのようなダイヤで走っていたのか、と言った特集でもすれば良いのに、と思う。
ちなみに、東海道新幹線開業前の東海道本線の混雑振りを知るには、阪田貞之「列車ダイヤの話」(中公新書)がお勧め。意識して書かれた訳ではないのだろうが、東海道新幹線が開業する前に書かれたため、その時点で一番混雑していた東海道本線の様子が書かれている。