蘇崇民「満鉄史」(菊判、全621ページ、葦書房1999年7月31日発行、定価21000円)
目次
第一章 満鉄の設立(p11)
第二章 日本政府の「満蒙政策」と満鉄経営の変遷(p37)
第三章 南満鉄と大連港中心の交通運輸業(p70)
第四章 満鉄の東北における鉱山採掘権の奪取及びその経営と各種工業支配(p132)
第五章 農事試験場を中心とする満鉄の農林牧畜業(p205)
第六章 販売課と満鉄消費組合を中心とした満鉄の商業経営(p232)
第七章 満鉄の付属地経営と調査活動(p250)
第八章 満鉄と「九・一八」事変
第九章 満鉄と関東軍(p307)
第十章 東北陸上交通の全面的独占(p342)
第十一章 撫順炭と石油資源略奪の拡大(p419)
第十二章 満鉄と日本・偽満州国の経済統制(p446)
第十三章 満鉄の中国国内への拡張(p506)
第十四章 満鉄調査部-日本の国策調査機関(p526)
第十五章 満鉄の滅亡(p561)
満鉄に関して、中国側の歴史研究者から見た、その歴史についての書。「日本語版序文」には「<経済の開発機関>から<植民地侵略機関>への認識の根本的転換」との指摘があるのだが、そうであれば、中国から見た満鉄だけでなく、その当時に、世界各国の列強が植民地に対してどのような搾取を行ってきたかを比較すべきであろう。また、満鉄の主要な収入源である鉄道運営に関しても、それが侵略的な価格構成(独占資本としての超過利潤をさらに上回るものかどうか)になっていたかどうかを考える必要がある。中国側から見た満鉄の歴史としての意味合いはあるが、当時の列強各国による植民地支配という文脈が存在しない本。満鉄の鉄道に関する資料や写真もほとんど無く、鉄道マニア的にも物足りない。
目次
第一章 満鉄の設立(p11)
第二章 日本政府の「満蒙政策」と満鉄経営の変遷(p37)
第三章 南満鉄と大連港中心の交通運輸業(p70)
第四章 満鉄の東北における鉱山採掘権の奪取及びその経営と各種工業支配(p132)
第五章 農事試験場を中心とする満鉄の農林牧畜業(p205)
第六章 販売課と満鉄消費組合を中心とした満鉄の商業経営(p232)
第七章 満鉄の付属地経営と調査活動(p250)
第八章 満鉄と「九・一八」事変
第九章 満鉄と関東軍(p307)
第十章 東北陸上交通の全面的独占(p342)
第十一章 撫順炭と石油資源略奪の拡大(p419)
第十二章 満鉄と日本・偽満州国の経済統制(p446)
第十三章 満鉄の中国国内への拡張(p506)
第十四章 満鉄調査部-日本の国策調査機関(p526)
第十五章 満鉄の滅亡(p561)
満鉄に関して、中国側の歴史研究者から見た、その歴史についての書。「日本語版序文」には「<経済の開発機関>から<植民地侵略機関>への認識の根本的転換」との指摘があるのだが、そうであれば、中国から見た満鉄だけでなく、その当時に、世界各国の列強が植民地に対してどのような搾取を行ってきたかを比較すべきであろう。また、満鉄の主要な収入源である鉄道運営に関しても、それが侵略的な価格構成(独占資本としての超過利潤をさらに上回るものかどうか)になっていたかどうかを考える必要がある。中国側から見た満鉄の歴史としての意味合いはあるが、当時の列強各国による植民地支配という文脈が存在しない本。満鉄の鉄道に関する資料や写真もほとんど無く、鉄道マニア的にも物足りない。