梅原淳「雑学3分間ビジュアル図解シリーズ特急列車のすべて」(B6判、全224ページ、PHP研究所2010年8月9日発行、定価1300円)
日本の特急列車の歴史や現状について、1項目見開きで図解付きで解説した本なのだが、梅原淳にしては雑な仕上げの感じ。取り上げられている内容については、鉄道趣味誌の特急特集などでも出る程度のレベルだし、p25では「日露戦争の勝利にわく世相を反映し、日本初の特急が誕生しました」として書かれている日付が1912年6月15日と、日露戦争の7年後となっていたり、p27では特急二等車と普通三等車の運賃が記されているのだが、二等の額が三等の2倍より高く、特急料金込みの値段なのかはっきりしない、というように、細かいところでミスが目立つ。その他にも、151系について、別のページで同じようなことを言ったりと、ちゃんと全体を読み返しているのかと心配になる。著者の名前買いをしようとするなら、避けた方が良い本。