高畠潔「続イギリスの鉄道のはなし―蒸気機関車と文化―」(A5判、全255ページ、成山堂書店2005年12月18日発行、定価3000円)
目次
第1部 華やかなイギリスの鉄道
 第1章 20世紀に向けての競争(p8)
 第2章 イギリス特別列車の系譜(p78)
 第3章 素晴らしき「ブロード・ゲージ」GWR(p100)
 第4章 イギリスの鉄道「1ダース(12)の不思議」(p128)
第2部 イギリスの鉄道と日本
 第5章 日本の鉄道に貢献したイギリス人達(p170)
 第6章 これからの蒸気機関車―保存から復元へ―(p195)
 第7章 鉄道を「芸術」に―文化としての鉄道の今後―(p212)
参考資料
索引
前巻に続いて、蒸気機関車が活躍していた頃のイギリス鉄道を紹介するもの。第1章は断片史的なもので、第5章はp230「お雇いイギリス人技師については、本当はもっと多くの人々について書きたかったのだが、残念なことにイギリス側には目立った資料を見出すことができず、一方の日本側資料では、「日本国有鉄道百年史」(日本国有鉄道編)の記述以上のものは見当たらない。それなら今さら私が書くまでもない、と考えたので、本文に書いた人物以外は全て割愛し、その代わりに書いた人物については、イギリスでの修業時代とその師弟関係や、帰国後の業績について詳述した」とのことなので、日本鉄道史に関して新たな歴史が刻まれた、というものではなし。6、7章では、イギリス人が考える鉄道文化に対する意識が記されており、蒸気機関車の動態保存の率がイギリスが日本に比べていかに高いとか、現物は無くてもレプリカを作ってみるなど、さすがに鉄道発祥の地だけのことはあるなあ、と思えてくる。