小川裕夫「封印された鉄道史」(B6判、全208ページ、彩図社2010年6月18日発行、定価1200円)
目次
第一章 隠蔽された鉄道(p11)
第二章 天皇と鉄道(p65)
第三章 戦時下の鉄道(p105)
第四章 鉄道と利権(p131)
第五章 鉄道ガチバトル(p163)
タイトルや、帯にある「鉄道タブー」の文字を見ると、ゴシップ的な話が連想されるが、書かれている中身としては、鉄道マニアにとっては目新しい話ではなく、そういえばそんな話もあったね、というレベルのもの。基本的には鉄道に関する書籍から引っ張ってきた雑学的な事柄が書かれているのだが、鉄道とは直接関係の無い書籍も参考文献としてあげられており、その点は評価できるし、それゆえ、一般の読者にとっては珍しい話であり、鉄道雑学書としては良く書けている。ただ、非公開文書の発掘や関係者へインタビューをしたりして書かれた訳でもないので、特に目新しい話は無い。
それと、校閲がちゃんとしていないのか、間違った記述が目に付いた。
p28(芝山鉄道は)「地表に出た線路は未収得地を避けて敷設せざるを得なくなり、異常に曲がりくねった状態」とあるが、曲がりくねっているのは、地上に出るまでの地下区間。
p122で新京成電鉄はレール幅を600ミリ→1067ミリ→1372ミリと2回改軌したとあるが、その後1959年に京成電鉄が浅草線・京急線に乗り入れるのに合わせて、1435ミリへと再度改軌している。
p130「日米講和条約」とあるが、そんな名称の条約は無く、サンフランシスコ条約が正解。
p148「品川-池袋間だけが純粋たる山手線」とあるが、品川-池袋-田端が正解。
目次
第一章 隠蔽された鉄道(p11)
第二章 天皇と鉄道(p65)
第三章 戦時下の鉄道(p105)
第四章 鉄道と利権(p131)
第五章 鉄道ガチバトル(p163)
タイトルや、帯にある「鉄道タブー」の文字を見ると、ゴシップ的な話が連想されるが、書かれている中身としては、鉄道マニアにとっては目新しい話ではなく、そういえばそんな話もあったね、というレベルのもの。基本的には鉄道に関する書籍から引っ張ってきた雑学的な事柄が書かれているのだが、鉄道とは直接関係の無い書籍も参考文献としてあげられており、その点は評価できるし、それゆえ、一般の読者にとっては珍しい話であり、鉄道雑学書としては良く書けている。ただ、非公開文書の発掘や関係者へインタビューをしたりして書かれた訳でもないので、特に目新しい話は無い。
それと、校閲がちゃんとしていないのか、間違った記述が目に付いた。
p28(芝山鉄道は)「地表に出た線路は未収得地を避けて敷設せざるを得なくなり、異常に曲がりくねった状態」とあるが、曲がりくねっているのは、地上に出るまでの地下区間。
p122で新京成電鉄はレール幅を600ミリ→1067ミリ→1372ミリと2回改軌したとあるが、その後1959年に京成電鉄が浅草線・京急線に乗り入れるのに合わせて、1435ミリへと再度改軌している。
p130「日米講和条約」とあるが、そんな名称の条約は無く、サンフランシスコ条約が正解。
p148「品川-池袋間だけが純粋たる山手線」とあるが、品川-池袋-田端が正解。