新幹線建設基準調査委員会「新幹線建設基準委員会報告書(第1集)(第1回~第12回)(B5判、全328ページ、新幹線建設基準調査委員会1959年10月発行、奥付無し)
目次
第1編 総論(p1)
第2編 各論
 第1章 輸送関係(p79)
 第2章 車両関係(p93)
 第3章 施設関係(p151)
 第4章 電化設備関係(p261)
新幹線建設に当たって、曲線半径や線路間隔などの、技術的な観点から見た建設基準を昭和33年から34年に渡って検討したものをまとめたもの。あくまでも技術的な建設基準で、どこに駅を設置するかと言った、営業的な話は無し。
本書を読んでみると、いろいろなことが分かってくる。新幹線が貨物輸送を行うことについては、世界銀行から融資を受けるための口実だったという見方があるが、本書では、貨物新幹線に関してもかなり詳細に検討されており、夜間に時速150キロで走らせることとして話が進められている。その他には、最高速度は250キロというのが終始一貫されている。実際には210キロ運転となった訳だが、そうなった経緯にまでは本書の段階では至っていない。