信楽高原鐵道の始発駅「信楽駅」

信楽高原鐵道の始発駅「信楽駅」は、

信楽線唯一の有人駅となっております。

信楽鐡道を楽しむには、この駅にて、

1日乗車券等のフリー切符を購入します。

駅周辺ところかまわず、たぬきがいます。

駅前には高さ約5mの巨大タヌキでんわ

があって、訪れる人たちを出迎えてくれます。

またタヌキ像は、季節ごとの衣装で、

今回はハロウィンですね。

構内、ホームにもたぬきがいます。

対面式2面2線のホームがあり、

乗客の乗り降りは駅舎側のホームのみを

使用しています。

 

 

 朝ドラ「スカーレット」の舞台「川原家前ロケ地」の駅

 

信楽駅より、1つ目の駅は、

片面ホーム1面1線で、玉桂寺前駅です。

長閑な無人駅ですが、

駅がレトロラッピングされております。

こちらの駅周辺には見どころが、

玉桂寺のほかいくつかあります。

前駅に架かる「保良の宮橋」は、

線路と川と道をまたぐ

めずらしい吊り橋です。

玉桂寺は奈良時代に淳仁天皇が造営した

離宮「保良宮」の

跡地と言われております。

「スカーレット」がこの信楽焼を舞台のようで、

「川原家前ロケ地」が近くにあるらしい。

下車したのは、信楽高原鐵道に架かる

「第一大戸川橋梁」を

撮影するのが目的です。

こちらは、わが国初の本格的な

ポストテンション式

プレストレスト・コンクリート橋です。

今なお高い品質を保つ優れた

コンクリート構造物として価値が高く、

国の重要文化財に指定されております。

 

下車して勅旨駅(ちょくしえき)側へ

線路沿いを約3分ほど歩いた場所にあります。

列車が通過するところを撮影するには、

途中下車で待つより、信楽駅から歩き、

ここで待つほうが時間を有効的に

利用できると思います。

 

 

 信楽高原鐵道でもっとも古い「雲井駅」

 

こちらの駅舎は、1933年(昭和8年)の

信楽線開業当初

から残る唯一の駅舎らしいです。

どこの駅にもたぬきはいます。

 

この駅から徒歩約5分のところにある

日雲神社で、鳥居と社殿の参道を

信楽高原鐵道の線路が横切る珍しい神社

があります。踏切には、

警報機も遮断機もない

「第4種踏切」です。


境内だけあり、線路沿いも美しいです。

秋らしく彼岸花も咲いていました。


写真は忍者走りで、日雲神社の踏切を通過する

ラッピング列車の「SHINOBI-TRAIN」

SKR312号車。

1時間に上下で1本ずつしか通過しないなか、

その1本に乗って来たので、撮影チャンスは、

1回しかなく緊張します。

日雲神社も立派な参道があります。

本殿も1691年(元禄4年)に建てられたものが

残り、国の登録有形文化財となっています。

 

神社の見学後は、雲井駅で次の列車を

まつよりも隣の

「紫香楽宮跡駅(しがらきぐうしえき)」

まで、歩きました。

駅間はそれほどありませんので、

20分待つのなら、一旦国道まで出る必要が

ありますが、十分歩けます。

こちらの駅から再び、列車に乗って、

貴生川駅に向かいます。

終点の貴生川駅は、

信楽高原鐡道と近江鉄道本線の終着駅で、

JR草津線との乗換駅である難読駅、
貴生川駅 (きぶかわえき) 読みます。
 

駅は、JRの駅改札を通り、ホームがJRと

信楽線に分かれています。

駅舎の階段もやっぱり忍者です。

近江鉄道のみ、改札をでて別の入口から、

ホームにおりるようになっております。

 

 信楽高原鐵道のお得な乗車券

 

このあと、近江鉄道にも乗車しているので、

今回は「びわこ京阪奈線フリーキップ」

を購入しました。

近江鉄道全線と信楽高原鐵道全線が

一日乗り放題となるもので、

おとな1050円、こども530円であり、

通年を通して土・日・祝日で利用できます。


但し、購入は、近江鉄道の

米原・彦根・高宮・八日市・日野・

貴生川・近江八幡の各駅で、

信楽高原鐵道は、信楽駅のみです。

週末に、近江鉄道・信楽高原鐵道の

旅を考えている方には、

かなりお得なきっぷです。