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線路屋としてご飯食べてるオッサンの知識の整理回顧録。



『新幹線での作業員が行方不明になった』


先日このようなニュースが朝から入ってきました。


これを友人から聞いた私は


『そんな事はないだろ〜、聞いた事がないわ』


と半笑いで聞き流しました。


ところが昼前にはネットニュースで、お昼のテレビでも報じられているのを見て現実に起こったのだと分かりました。



新幹線での作業というより、土建業作業では作業前に作業説明や点呼が行われるのが一般的です。

また新幹線においては新幹線特例法の中での作業となり、セキュリティーとして持ち込む道具の数の詳細確認、新幹線の線路に立ち入る人数も把握と報告がされてます。


また作業していただく作業員の方にも高速走行の危険性を学んで頂いたりと、『新幹線としての道徳感』を身につけて頂いた上で中に入って作業をして頂いてます。


また新幹線設備の周囲には有刺鉄線が敷設してあり、人や動物が容易に立ち入る事も中から出る事も出来ないようになってます。


これらの事から、作業を統括する責任者に無断でその場を離れるという事象は発生する訳がないと思っておりました。(在来線だと好きに出入り出来てしまいます)


ところが事実として起こってしまいました。


作業員の方が見つからずに徐行にて運転再開していますがこれは何も作業員の方だから徐行で再開したのではなく、一般的に線路内に人が入った際には徐行で通す場合や止める場合がありそれはケースバイケースになってます。


私の記憶の中で古いものでは15年ほど前に山陽新幹線管内で外国人の方が無賃で博多に行きたくて駅から飛び降りて歩いて向かったという事象がありました。


この時は列車での捜索と、地上はトンネルにも捜索範囲がかかってたのでトンネル内は徒歩で確認していた記憶があります。


この捜索の際に探す側の生命身体も守らないといけないために止めるというケースだったと記憶してます。

その後は見つからなかったので徐行で運転再開、車上から確認出来なかったので所定速度に戻したという事象だったと思います。


整理すると、一度捜索する際は止める、いないと確認出来なかった後に徐行で運転再開し、このような流れが一般的だと思います。


私も数年前に捜索に携わった時にはかなり長時間新幹線を止めて捜索した記憶があります。



今回は作業中の人同士のトラブルなのか、それともそれ以外の要因があったのか分かりませんがその作業員の方はまだ行方不明との報道ですが早く解決する事を祈ってます。



2022.11.24 21時追加