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線路屋としてご飯食べてるオッサンの知識の整理回顧録。

先日JR西日本で発作した列車の立ち往生がかなり騒がれておりますがあれは私はやむなしだと思っております。


まずJRからはこのように発表されました。




分岐器の不転換が発生したとあります。


分岐器に指令所各箇所の分岐器の操作を試みたもののなんらなかの理由で転換しなかったと記載があります。


ここのなんらかの部分についてはJRはおそらく掴んでいますが想定だから書かなかったのだと思います。

(このような状況報告で想定を書くか書かないかは各社で分かれますがJR西日本はあまり書かない会社であくまで分かってる事実のみを記載しているように見えます)


ここのなんらかの理由が原因の部分にある『融雪器点火目安を超えた降雪があり』とありますが雪国も経験した私が思うに単純にそれが原因ではないと思います。


かなりの雪道を車で走った事のある方はご存知かと思いますが、雪道を車で走るとタイヤハウス内にタイヤが巻き上げた雪が付着してかなりの大きさの氷の塊が出来ます。これは列車でも同じことが言えます。

この写真は関西の事象の同じ日に私が撮影したものです。



レールの横に雪の塊が落ちてます。

この塊は先程書いた通り列車が走行した際に巻き上げた雪が車体付着して形成されたものと思われます。

これはもうかなりの密度の氷の塊で少々では融解する事なく、またかなりの硬さがあります。


列車は走行中に様々な振動を受けますが、それがこの度は分岐器通過時に起きた振動で分岐器の稼働部に氷が挟まり、分岐器を転換しようとした際に介在物となり不転換が発生、結果としてあのような事態になってしまったのではないかと思います。


車体につく雪の量は想像を絶するくらい付着します。



これは北陸新幹線で大雪が降った時の写真ですが、線路の中に落ちてるのは車体から落ちた雪だと思われます。


反対線に新幹線が停車中ですがこの時は金沢から東京方面に向かう新幹線を全て糸魚川で停車させ車体に付着した雪を取り除く作業をしてました。


同じ作業を新大阪駅で博多方面に向かう新幹線でもやってますね。


在来線ではこの規模の雪は落ちてないと思いますがそれでも介在してしまったのだと思います。


これを融雪器があってもすぐ溶けるとも思えないのでいずれにせよ長時間の停車を余儀なくされたと思います。

融雪器でどのくらいレールが温まるかというと人肌くらいだと思ってください。


ある駅の分岐器です。


この横から伸びてきている配線が電気融雪器の配線ですね。



レールにつけてある物も融雪器です。




運休以外で対策として思い浮かぶのは


列車本数を絞る

走行ルートを分岐器の転換が不要なルートにする


大都市部で出来るかわかりませんがこの2つかなと思います。



とはいえ、今回発生した時間帯は夕方の通勤時間帯。朝通勤した方をなんとかして家に帰らせたいと思って頑張った鉄道会社の気持ちが裏目に出てしまったような気がします。


これで許してやれとは思いませんが少しだけでもメカニズムを知っていただければ鉄道人として幸いです。