ロングレールにしたらいいんじゃないですか?
と、聞かれることがよくあります。
しかしロングレールにするためには軌道構造をロングレールに対応できるようにグレードアップしなければならないためハードルはかなり高いです。
今回は費用面について考えたいと思います。
ロングレールとは、長さが200m以上のレールの事を言います。
ロングレールにはいろいろな特徴がありますが、1番の特徴は継目がない事による『音』や『振動』の軽減です。
ガタンゴトン、ガタンゴトンと風情のいい音が耳流れてきてとても心地良くなります。この心地良い音はレールとレールの繋ぎ目にある隙間を車輪が踏むことで発生してます。
ロングレールにするとその隙間が無くなり列車がスーッと走り乗り心地が非常に良くなります。
(ロングレールだけど溶接の落ち込みでガタンゴトンいう事もありますが)
レールの長さを200m以上にするためにはレールそのものの長さを長くするには新しく長いレールを持ってくるか、現在使われているレールを溶接しなければなりません。
長い新品レールを持ってくる方法もありますが、既製品でも150mか200mなのでそれ以上に長く繋げるためには現地での溶接を必要とします。
まずはレールを長くするための溶接のコストについてです。
レールの溶接の種類はいくつかありますがdの溶接も1箇所あたり20万程度です。
レールは1本25mなので、1,000mのレールを作るのには40口必要で、
40口×左右レール=80口、1,600万円/km
になります。
次にマクラギについてです。
木マクラギ区間でも敷設は可能ですがロングレール区間には『軌道強度』の強いPCマクラギを用います。
PCマクラギが概ね2万円/本です。
必要な本数が100Mで172本、1720本/kmになります。
交換費用も概ね2万円/本なので1キロあたりの材料費と交換費用は6,880万円になります。
レールが1,600万円、まくらぎが6,880万円の合計で8,480万円/km必要です。
それが1キロではいかず、平均的な駅と駅の距離が5キロとすれば4億円を超える工事代金と材料費が必要です。
またロングレール化するということは既存の機能から向上させるので合計金額にたいして固定資産税もかかるようになります。
(償却期間30年ほど)
以上のことから費用面では鉄道会社単体ではなかなかロングレールを新たに導入するのは難しい状態です。
他にも検討すべき課題はいろいろありますが簡単に説明すると以上です。
ですのでローカル線で導入は難しいとご理解いただければと思います。
(徳島構内PCまくらぎ)
